〜 続かなかった・・・ 新生活 〜 芸能情報館にてお伝えしたヒステリック・ブルーのナオキこと赤松直樹容疑者の逮捕劇は、世間に多大なる衝撃を与えた。 犯行現場は赤松ファミリーが2月に田園調布本町へ引っ越す前の最寄駅だった東急東横線の都立大学前駅。 赤松は駅前スーパーから20代女性の後を自宅までつけていったというが、商店街のようなつくりをしている町の中は、お年寄りから乳母車を押す母親、帰宅途中の女子高生など老若男女が入り乱れて歩く和んだ風景だ。 田代まさしの件といい今回といい、事件の空気などまったく匂わせていない。 中でもギターなどの楽器を抱え音楽活動をしていると思われる若者を多く見かけことには、彼がこの駅を最寄りとして利用していたかつての姿を反芻させるものがあった。 さて、赤松ファミリーが引っ越したばかりの家は、TBSの報道にて2月18日に取材されたばかり。 逮捕ニュースが流れた翌日に自宅を訪れてみたのだが、閑静な田園調布の住宅街に響くものと言えば、公園で無邪気に遊ぶ子供たちの声くらい。人通りも疎らでひっそりと静まり返っている。 すべての窓のカーテンが部屋の中を閉ざし、自宅のポストに入っているチラシは突っ込まれたままの状態で、家の裏に出されたゴミの様子を見る限りここ数日の間は誰も自宅に戻っていないようだ。 近所の住民で小学6年生のS君に赤松ファミリーが引っ越してきたあとの話を伺ってみると、 引越祝いに貰ったという2002年11月発売のヒステリックブルーのベスト盤アルバム 「Histeric Blue」を 部屋の中から探しだしわざわざ玄関口を開けて見せてくれた。 バンドメンバーと亀裂が生じていたという噂を耳にしている中でこのCDを目にしたときは3人で活動していたヒステリックブルーの集大成をまざまざと感じさせられたものだ。 東スポ記事に掲載されていた所属レコード会社ソニー・ミュージックエンターテイメントの話によれば、店頭に並んでいる彼らのCDはすべて回収する可能性もあるとのこと。 彼らの道はここでストップをかけられてしまうのかもしれない。 記者:引越ししてきたときどんな感じだった? S君:あいさつにきたんだけど、感じ良さそうな人だとおもいました。 記者:そのときはなんか言ってた? S君:そういえば、音楽とか楽器の音がうるさいかもしれないから「そのときは言って」って言ってました。 記者:事件については知ってる? S君:知ってる。きのう知りました。マスコミの人とかがたくさんきた。 記者:家族の様子をふだん見かけることってあったかな? S君:昼間は見かけないです。仲良さそうでした。出かけてるところとかは見たことないです。 家族で出かけてる様子を見かけることはなく、奥さんと子供に関して言えばほとんど見たことがなかったとか。 赤松邸のまん前で「この辺にヒステリック・ブルーの家あるんだけど、どこか知ってる?」と帰り道の高校生に尋ねても「えー、こんな近くに住んでるの!?」といった反応が返ってくるほどに、彼らが引っ越してきたことは知られていなかったようだ。 ▲自身の日記で「なんとかしたい」と語っていた庭が完成する日はやってくるのだろうか?(奥にあるのは主を失った原付バイク) 一階に住まいを持つ彼らの家は引っ越してきた一週間後くらいからガーデニングの材料が置かれていたようで、 まさにこれから新しい生活が始まることを窺わせる。 しかし、人の気配すらしない家の庭に散乱している木材などの材料からは、寂しさだけが伝わってきた。 まだ作りたての柵は、木の香りが漂ってくるほどに鮮やかな色を見せており カーテン越しには子供の“くまのプーさん”と思しきぬいぐるみが横たわっている。 家族3人が再びこの家に揃う日は来るのだろうか・・・? 赤松邸の窓際から見晴らしのいい自宅前の通りには 皮肉にも ちかんに注意!! という文字の書かれた看板が何かを訴えかけるかのように立てかけられていた・・・ 『ヒスブル・ナオキ衝撃逮捕のウラ』へはこちら!!! ( 探偵ファイル ) |