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〜 死んでから出来る事も確かにありますが・・・ 〜 臓器提供 この言葉と、どういう事かを知らない人は少ないと思います。 移植手術を必要としている人へ、自分の「心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・角膜」などを提供すること。 ![]() これは臓器提供意思表示カードと言い、臓器提供の意思表示がある人は持っているもの。 事故などにより唐突に死亡した際は、このカードを携帯しているかどうかにより、移植の判断が行われます。 このカードの説明文に、「臓器提供は、貴方の命への優しさと思いやりによる臓器の提供があってこそ成り立つもの」・・・という説明がある通り、確かに移植手術を受ければ助かる命はとても多い。 事実、腎臓移植を行っていれば助かった命は年間、何百人にもなっているという統計も出ています。 しかし、こと「移植」に関しては、日本は諸外国と比べてドナーの数が圧倒的に低い。 何故でしょうか? 色々な理由が有りますので決め付ける事はとても出来ませんが、第一にして圧倒的な理由の中に「家族の反対」があります。 ※臓器提供は、臓器提供意思表示カードに本人が正確に記入して初めて有効となります。しかし、脳死及び心臓停止後の状態になった際、家族が臓器提供を反対した場合は臓器提供は行われません。 新宿駅前にて、30〜40代の方を対象に、100人の方にアンケートを実施致しました。 30〜40代(男38人 女62人) ―臓器移植について、どう思うか?(移植をすれば助かる命があるとして) 良い事だと思う 78人 ―あなたの家族が交通事故等で脳死状態になった際、臓器提供意思表示カードを所持していました。医師からは、臓器摘出の話を持ち掛けられています。どうしますか? 反対する 87人 ―脳死ではなく、亡くなった後の献体だとした場合はどうでしょうか? 反対する 31人 「(家族が)死んでまで、切り刻まれたくない」(39歳 女) 「理屈じゃない。許可できない。」(35歳 男) 「臓器提供で他の人が助かるって解っていても、自分の子供が提供するとなったら反対する」(36歳 男) 「脳死」状態での提供については、9割近い方が「反対する」という回答になりました。 実際、体は“動いて”いるわけですから、“死とみなす”事が出来ないという意見が、反対される方の多数意見です。 また、亡くなった後の献体についても「心情的に嫌だ」と、反対される方は3割を占めます。 ![]() 本人が物言わぬ場合、医師は家族に話を求める 何故ここまで、ドナー提供が浸透しないのか? 理由の一つに、日本人の宗教観があるとされています。無神教とは言われていますが、多くの日本人は仏教と神道に影響を受けて生活をしていきます。 その中で、死んだ後は“死んだ時の姿”にて、あの世に向かうという宗教観があります。 「綺麗な体で送り出してあげたい」「生前、使っていた物を向こうでも使うように持たせてあげる」 これらは、どれもがその宗教観に基づいてのこと。こうした観念が無意識の内に浸透しているから、「内臓を取り出す」事について、拒否反応が起きてしまう。 ましてや、“万が一”という事も考えられる脳死の状態においては、「絶対反対」という意見になるのも、ごく普通の事だと思います。 しかしその一方で、 「脳死もそうだけど、植物状態になってまで生きていたくないし、家族にも迷惑がかかるから延命処置はいらない」 こういった意見もあります。こちらは「尊厳死」という、本人の選択になってくる部分でもありますが、全ての根幹においてドナー登録した側は「世の中で助かる命があるなら」「脳が動いていないような状態になってしまっているのなら」と思い、家族は「死んでからも、切り刻ませたくない」「万が一がある」と、“思いやって”の行動です。 結論は出ないかも知れませんが、いつ直面するかも解らないこの問題。 ならば直面した時の事を考えて、一度家族で話し合ってみては如何でしょうか? ( 探偵ファイル ) |
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