代アニの体験入学に行ってみた
〜 アニメ専門学校の評判はどうして悪い? 〜


以前掲載した、「働く人の憂鬱シリーズ番外編 〜声優というお仕事〜」の最後で
「アニメの専門学校の声優科は、正直お薦めできません」
という結論を出していましたが、一体何がダメなのでしょう?そのあたりを調べるために、アニメ専門学校の最大手・代々木アニメーション学院の声優科の体験入学に行ってみました。

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12月20日、代々木アニメーション学院原宿スタジオ1号館。
この日は「スペシャル体験入学」となっていたそうなのですが、何がスペシャルなのかどの資料読んでもわかりませんでした


参加者の数は保護者も含めて100人ぐらいでしょうか。あからさまにオタクな人ばっかりなのかと思っていたのですが、そういう人は案外少ないです。30歳前後とおぼしき人もチラホラと見られますが、参加者の多くが高校生ぐらいで、制服で来ている人もいました。

始まるまでの待ち時間の間、前の方に置いてあるテレビでは、アニメのオープニング集が延々と流れています。それに反応して騒いでいる人達もいて、普通の学校の説明会とは違う雰囲気に感じられました。


入学ガイダンスが始まりました。
まずは入学願書の受付について。「定員になりしだい締め切ります。」と、なんだか通販番組みたいな煽り方をした後は、お金の話ばかり。ローンや海外旅行プレゼント、ダブルスタディ、寮やアパート、新聞奨学生、特待生システムなどなど・・・。


次に、声優を生み出すための教育方針についての説明。
・演技(声優とは声の俳優)
・体力(肉体訓練・ダンス)
・歌唱(マルチタレントになるため)
という3点を指導していくそうです。
話はそれますが、この「マルチタレント」という言葉、声優の話でよく聞きますね。歌を唄ったりオタク雑誌に出たりする声優=マルチタレントなら、
普通のタレント>マルチタレント
なんですかね?大層な呼び方なのに。それはさておき。


それが終わると、やっと体験入学らしく発声練習。
俳優(といっても特撮番組の俳優で一般的な知名度は低そうな人)と現役の学生が指導してくれました。
講師の俳優さんは、やたらとテンションが高く、素面ではついていけそうにないなぁと思っていたのですが、周りの参加者は非常に活き活きしていました。やはり皆さんは声優になりたくてここに来ていますからね。でも、傍から見るとあぶない集団に見えるかもしれませんが。


30分ほどの授業の次は、代々木アニメーション学院理事長・大矢氏による挨拶、というかまた金の話と、就職に関する説明がありました。
就職率が100%超えているのはどうしてなんでしょう?
色々とツッコミを入れたい部分ではありますが、それはまた今度・・・。


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▲台詞レッスンとアテレコ実習の教材。


10分ほどの休憩を挟んで、昼食・台詞レッスン・アテレコ実習またはデモテープ実習(受付の時に振り当てられた班によって違うので、デモテープの方には参加できませんでした)が行なわれました。

台詞レッスンでは、異性にあてての手紙の朗読をさせられます。
講師の声優さんの「シチュエーションを考えて読むように」との指導を受けて、参加者が発表していったのですが、
「田舎の姉に宛てて」「幼馴染で、友達以上恋人未満な人に宛てて」「幼い頃に両親が別れて(中略)再婚して(中略)ようするに義理の妹に宛てて」など、皆さん想像力が豊かな方ばかりでした。


アテレコ実習は声優さんの指導の元、人気アニメを使ってスタジオの中で行なわれました。本格的というより、随分とハッタリの効いた、と感じてしまうのは偏見を持って見ているからですかね?
参加者は(何度も体験入学している人以外)全員初めての経験ですから、なかなか上手くいきませんが、中にはプロ顔負けな人もいました。あ、あと自分に酔っているっぽい人も。
最後には講師の声優との記念写真の撮影もあり、皆さん満足した様子。


一通り終わったら、アンケートを書かされたり、次回の体験入学の申し込みをしたりした後、お土産をいっぱい貰って終了。


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▲貰ったお土産。ポスター・トレーナー・ロゴ入りバインダー・ボールペンなど・・・


全体的な流れは、お金の話→声優科のアピール→体験授業、の繰り返しでした。感想としては、ちょっと金の話が多くて、指導内容の説明が薄く感じられましたが、特に酷いとは言えない、専門学校だったらこんなものなのかな?といった内容でした。説明された事を鵜呑みにすれば。


次回は、あえて触れなかった、授業や料金、そして100%を超えてしまっている就職率についてツッコミをいれてみようと思います。





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