〜 平和への祈り 〜 『銃』。知らない方はいない品だろう。銃を聞いて、皆さんは何を連想されるだろうか? マフィア?ヤクザ?脅迫?取引?サバイバルゲーム? 色々とある事でしょう。しかし、それは自分とは掛け離れた世界の存在であるという認識では無いでしょうか? 実は、ここ数年、我が日本でも銃撃事件が急増しているのです。そう!もう、“自分とは別の世界の話”では無くなってきているのです。 今回は、その『銃』の犯罪を撲滅させる為に行われたイベント『NO!GUNS 2003 IN 六本木ヒルズ』の様子をレポートしたいと思います。 主催者は、『ストップ・ガン・キャラバン隊』と『日本ガーディアン・エンジェルス』の皆さんです。
主催者の2団体のお言葉でした。 このイベントは、六本木ヒルズで行われたのですが、会場をガーディアン・エンジェルスさんが直接警護なさっておりました。安全面では万全の体勢です。 ストップ・ガン・キャラバン隊の砂田尚壱代表から開会のご挨拶を頂き、いよいよスタートです。
ご来賓の挨拶として、「警視庁生活安全局銃器対策課(長いな…)」の田中法昌課長も駆けつけて下さりました。 お話によると、日本の銃器による犯罪は年々増えて来ているとの事(なんと、去年1年間で、殺人が43件、強盗が128件!)。警視庁でも、銃に対する考えを改めているとのお話でした。 日本といえども、その気になれば銃は手に入るのです。だからこそ、監理もしっかりとしなければならないようでした。 そして、日本ガーディアン・エンジェルスの小田啓二理事長の登場。 理事長と言うからには、年配の方かと思っていたら、かなりお若い方なのでビックリです。 小田さんは実際にアメリカのガーディアン・エンジェルスの隊員だったそうで、その経験を活かして、日本でガーディアン・エンジェルス設立されたのです。かなりのやり手ですね。 小田さんの解説を交えながら、銃犯罪についての映像が放映されました。 アメリカで発生した残虐な銃撃事件。その事件の風景・被害者・残された遺族など、心が痛む場面が続きました。 右の画像は、銃器事件で亡くなられた被害者の遺族が、被害者の靴を持ち合って、冥福を祈っている様子です。 さて、映像でのお話が終ったところで、今回の司会役であるこの方が登場! デーブ・スペクター デーブさんと銃って何か関係あるのかな?とも思いましたが、流石はプロ。お話の端々にジョークを絡めながら、スムーズに進行していきます。1番感心したのは、“日本語上手だなぁ〜”だったのですが(汗)。 こちらは、服部さん。 1992年米国ルイジアナ州で起きた、“日本人留学生射殺事件”の被害者、服部剛丈さんのお母さまです。 『日本人留学生射殺事件』参考: 簡単に事件のあらましを説明すると、アメリカに留学していた少年が、ハロウィンの晩に、仮装してパーティー会場に向かったが、番地違いの別の人の家に行き。そこで、銃を構えた住人の「フリーズ!」の言葉を正確に理解出来ずに射殺されてしまったという事件です。 一言で言うなら、“勘違いによる事件”です。 この事件の事は、まだご記憶に新しい事だと思います。 この被害者である服部さんのお母様から、銃の危険性と、遺族の悲しみについてお話頂きました。 私達も他人事ではありません。いつ被害者・または、被害者の家族になるかもしれないという事を、お話を通して強く感じました。 こちらは、今回のイベントに参加して下さった『Sabado Fiesta(サバド・フィエスタ)』 さん。ボーカルの「キキ」さんの綺麗な歌声が印象的でした。 最後は、参加者全員集まって、ジョン・レノンの『イマジン』を合唱致しました。 なかなか胸にジーンと来るものがありましたね。 そして、“この日・この時を忘れない為に”、宣言をされました。
これをご覧の皆様も、どうか銃器の事をもう一度考えて欲しいと思います。
( 探偵ファイル・キム )
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