〜 TBS捏造問題 〜 先日の9日、日曜日に放送されたTBS『サンデーモーニング』。 番組はなんとなくお通夜のような重い雰囲気で始まり、石原都知事発言の捏造問題に関して相当に神経質になっていることを伺わせるような感じであった。 番組開始より1時間30分以上たったころ(9:35)、ようやく「先週の放送について・・・」と“訂正”が始まった。 謝罪するにあたって、何故か「イシワラ慎太郎都知事」と言う関口宏 内容を見ていると、石原都知事の「するつもりはない」が聞き取りにくかったのが悪いとでも言わんばかりではないか? という印象を受ける。あくまで字幕をつけるときの“ミス”で捏造ではないと強調。また、何故か司会の関口宏氏は石原都知事を「イシワラ都知事」と連呼し、謝罪の後に深いため息をつくなど「ホントに真摯に謝罪するつもりがあるのかな?」と疑問に思えなくもなかった。 そして昨日11日、14:30、都庁において石原都知事の「特別会見」が開かれ、この問題について徹底的に追求が行われた。 会見は午後14:30から約30分に渡っておこなわれた。その中で字幕のテロップミスだけではなく以前の記事でとりあげた「あんまり騒ぎにならなかったな、残念ながら」の見せ方などについても触れ、TBSの報道姿勢を糾弾。 そして、TBSを刑事告訴する考えであることを表明した。 都知事がTV局を告訴するというのは大事件であるように思われるが、TV局はその後のニュース番組においてあまり積極的に取り上げようとはしていないようだ。主要な新聞も同様で、あくまで「正当化するつもりだ」と「つもりはない」は「テロップミス」か否か、ということに関して石原都知事が目くじらを立てて怒っているような報道姿勢であり、問題を矮小化しようとする意図が感じられる。 どちらかといえば、この問題に関しては下記のようなスポーツ紙などが詳細に本質を伝えようとしているように思われるのである。
石原都知事 TBSを告訴も(スポニチ)
石原慎太郎東京都知事が11日、都庁で記者会見し、TBSが情報番組内で石原氏の発言に誤った字幕をつけて放送した問題で、「誠意ある回答がない」として刑事告訴する考えであることを明らかにした。 問題の発端は、石原知事が10月28日、拉致被害者関連の会合に出席した際の「私は日韓合併の歴史を100%正当化するつもりはない」との発言。これをTBSは11月2日放送の「サンデーモーニング」の中で「100%正当化するつもりだ」という字幕を付けて放送した。TBS側は「取材テープの語尾が聞き取りにくく、スタッフが誤解したため」と説明している。
慎太郎知事TBSを告訴 名誉棄損と公務執行妨害で(スポーツ報知)
石原慎太郎・東京都知事(71)は11日、特別会見を開き、日韓併合に関する発言をTBSの情報番組「サンデーモーニング」がねつ造報道したと批判、公務執行妨害などで警視庁に被害届を提出することを明らかにした。三男・宏高氏(39)が衆院選で落選したことへの影響については「選挙中に非難を受けた」としただけだったが、発言をめぐって刑事告訴というのは極めて異例な形で、怒りを爆発させたようだ。 TBSと同系列の毎日新聞は、最初にHPにUPされた記事には「(100%正当化するつもりだ)と字幕をつけ、語尾の音声を切っていた。」 (上記は現在削除・ミラーはコチラ) となっていたのが、その後「語尾の音声を〜」の部分は削除(修正後記事)。TBS、毎日の迷走がうかがえる。 今後も、各メディアの報道姿勢などを含め、この問題には注目していきたい。 追記 ついにFLASHまで作られたようである http://www.geocities.co.jp/Milano/5780/54dbf1d71677.swf
( 探偵ファイル・Taka )
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