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〜 保育士さんの憂鬱 〜 様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても、「実情はどうなんだろう?」という不安を持つ方々の質問にお応えするこのシリーズ。 今回は、男の子達の初恋の人bPである“保母(保育士)さん”にお話をお伺いしてきました。 何分、元気いっぱいの子供たちが相手。それは大変でしょうね(汗)。 それでは、インタビュー開始! ―――この仕事をなさろうとしたきっかけは? Iさん:小学校卒業の頃から保育園の先生になりたいと思っていました。単に小さい子が大好きだったのと、保育園のときに大好きだった先生がいて、憧れていたんだと思います。 Jさん:月並みですが、自分が4,5歳の頃の担任だった先生に憧れて・・・です。 その頃からピアノも習っていたので。高校生のころには不況がはじまって「ピアノも弾けるし子どもは嫌いじゃないし資格の仕事って強いよね」といった打算的なところもありましたが(笑) ―――このご職業の魅力は? Iさん:子どもの成長過程を間近で見れることです。極端な話、親御さん達よりも(起きている時間帯に)子どもと接触する時間が長いので、こんなことできた、あんなことができるようになったというのを見る機会も多いです。小さな体で日々一生懸命頑張ってる子どもと関わっていけるのがなによりです。 Jさん:子ども一人ひとりの成長を間近に見れることです。最近は共働きの夫婦が殆どで、私の勤める保育所では4ヶ月から預かるので、初めての言葉や一人歩きなど保護者よりも先に見ることがよくあります。トイレトレーニングから鉛筆、はさみの使い方など生活のいろんなことを教えるので修了して小学校へ行っても自分の子どものように感じます。以前に担任していた子どもに「せんせい!」と慕われるのもうれしいですね。 ―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?(賃金・給料の事など) Iさん:最初に勤めていたのは認可保育園で正職員だったので、基本給でボーナスもそこそこありました。でも職員の人数が少なくて早出・居残りローテーションが早かったりとか、社会のニーズに答えて土曜保育あり、盆も預かり保育がある・・・有給とは名ばかりでとることが出来ません。(休むと人がいなくて迷惑かかるので)持ち帰りの仕事も多く(日案や週案・月案という保育計画)休むに休めない状態でした。 今は地域運営の小さな無認可園に勤めてますが、職員が園長除いて私一人しか職員がいません。園長先生も園にはまずいないので大人は私一人・・・給料は日給月給で保険も雇用保険以外はなく、税金も引かれてないので後でこちらでするようになります。 とにかくまだ教えてもらう立場なのに教えてくれる人もなく、「好きにしてください」といわれてますが・・・それも日々の悩みの一つです。 Jさん:市立の保育所に勤務しているので、給料は市役所の職員の給料表とおなじですが、特殊勤務手当てとして2000円がプラスされます。それも20年前から変わってないという話なので「なんだかな〜」ってかんじです。 今度から国家資格になりますが、あまり変わらないだろうなぁ。市立のため、あまり財政は豊かでないので発表会や文化祭、運動会などでつかう衣装代や材料費・CDなど個人の財布から・・・ということが多いです。そのかわり転勤のたびに何度でも使い回しをしますけど。 ―――保育士を目指すなら知っておいた方が良い事は? Iさん:あたりまえのことですが子どもは人形じゃありません。排泄もするし、食べこぼしはするし、言う事だってききません。自分の思うとおりには絶対になりません。排泄の世話が出来なかったり、よだれや鼻水が服について嫌な顔する人なら、保育士にはなれないと思います。 保育士は子どもの援助をする人、生活習慣を教える人・・・本当にお母さんみたいな人です。 Jさん:子どもが好きだからって理由だけならやらないほうがいいかもしれません。今は子どもを育てるよりも保護者を育てなければならない時代ですから。わけわかんない保護者、多いです。子どもより悪いかも(笑)。あと、イラストやダンス、歌など得意なものをいくつか持っておくととても役立ちます。 ―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか? Iさん:「何歳児何人に対して何人の保育士が必要」という決まりがあります。特に認可園では厳しいとは思うのですが、この人数守っていないとこ多いと思います。子どもの人数が少ない園は特にそういう問題があると思います。 また、子どもが2人以上いると保育士2人は必要らしいですが、今勤務しているとこは子ども7名に対して保育士1人です。保育士資格がなくて働いている方も多いです。(昔はそれでもよかったようなので) Jさん:子どもの用品代の水増し請求とか。まぁ、水増ししてもらったお金は医療費(ばんそうこや医薬品)や 遊具など子どもの為に使うんですけどね ―――「この仕事をしていて良かった」と感じた時のお話を。 Iさん:「先生、大好き!!」というのが一番嬉しいです。突然近づいてきて後ろからぎゅうっと抱きついてきて「どしたん?」ときくと嬉しそうに笑ったり・・・。基本的に出来なかったことが出来るようになっていくのを見るのがとても嬉しいです。 Jさん:修了式に保護者から「最初は経験のすくない先生で不安だったけど、今は子どもの担任があなたでよかったと思う」と言われたことです。その子は重度の障害があって大変だったので余計に嬉しかったです。 ―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。 Iさん:子どもは抱っことかおんぶとか好きな子が多いのですが、私の園に体重34キロの園児がいます。さすがに同じようには抱き上げたりは出来ず・・・でも平気な顔して一生懸命持ち上げたりします。(笑)だって、「重いから抱っこ無理」なんて言えません、みんな可愛いので☆ Jさん:子どもを迎えにくるのを忘れた親がいました。三人兄弟の末っ子だったのですが、親だけじゃなくまわりの家族も忘れてたという・・・その子はとても賑やかな子でいなかったらすぐに気づくはずなんですけどね(^^; 長島監督のような人たちだと職員一同笑うしかなかったというか・・・。子どもは半泣きでしたけどね。結局夜の9時ごろに(通常は7時まで)保護者の依頼でタクシー呼んで帰しましたが。 また、先輩に保護者(父)と逃げた人がいましたね。そのあと何年かは若い保育士が休みに何をしているか把握するよう言われたのか、休みのたびに上司に「どこで誰と何をしてきたの?」と聞かれるのがうるさかったです。子どもじゃないんだから(苦笑) ―――その他、言いたい事があったら是非 Iさん:子どもとの関係以上に難しいのは親とのコミュニケーション。人付き合いが苦手な私は正直きついです・・・しかも今の保育園は地域密着型なので地域の人とのコミュニケーションも重要!!その地域に住んでいるわけではないので大変です・・・お嫁にきた人状態です(笑)。 前の認可保育園を辞めたのは理由があります。そこの園は宗教法人でキリスト教、園長と主任は新婦の夫婦でした。2年目のとき私の保育内容で主任に呼び出され注意されました。何処が悪いのかわからなかった私は何処が悪いのかと聞くと、ため息をつかれて「あなたは保母としての能力はありません。就職試験にきたときから気に入らなかったのよ。あなたを雇ったのは家が近かったからだけです」と・・・。悔しくてたまりませんでした。「じゃあ何で雇う必要があったのですか!!じゃあやめさせてあなたたちの気に入る人を雇ったらどうですか!?」と悔し涙を抑えて言うと「そういう問題ではないの」と・・・。その日のうちにやめさせてくださいと電話したところ「君が言ってるのは子どものわがままだよ」と取り合ってもらえませんでした。能力がないといわれ、気に入らないといわれ、でもやめさせてもらえない辛い状況でした。でも子どものためにと頑張りました。数ヵ月後、素行が問題となっていた園長と主任は解雇。新しい園長先生がきましたが、精神的にひどく疲れた私は3月いっぱいでやめてしまいました。そこ以外なら何処でも働ける…本気でそう思いました。職場の人間関係は本当に仕事に影響します…。 Jさん:男性保育士が増えてきたとはいえ、やはり女の職場といった感はぬぐえません。基本的には子どもが好きで明るくていつも笑ってる人が多いですけど陰湿ないじめをする上司もいます。自分の気に入らない保育士を保護者の前で大声で注意したり、ひどい時は子どもの前でののしって、保育士どころか子どもまで怖かったのか泣いてました。いまじゃその上司は保護者からの訴えで保育所とはまったく関係のない部署にとばされましたけどね。 私立に勤める友達は、皆で出前を取るとき理事長の好きなラーメンが品切れで「できないそうです」と伝えただけで、なぜか切れた理事長に「お前が使えない人間だというのがよくわかった」と延々一時間以上説教食らったそうです。どの職場でも同じですが、世の中いろいろな人間がいるってことですかね。 狭い世界で「先生」と言われる人はバカになりやすいのか?この先まだまだ保育士やっていくつもりなので、気をつけようと日々思っていますが(笑) 以上です。うはぁ、凄い話ばかりでしたね。特に、お父さんと一緒に逃げた保母さん、やるなぁ!だれか私を奪いに来て(笑) ←笑い事では無い 塾講師や、教師の時にもお話が出ましたが、子育ての仕方が解らない親が増えているようで、嘆かわしいです。 愛し合って生まれたお子さんなのですから、きちんと育ててあげたいですね。 これからも、子供たちの人生で最初に出会う大人として、辛いでしょうが、頑張って欲しいと思います!キムは保育士さんを応援しています。
( 探偵ファイル・キム )
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