小泉再選の裏で・・・ テレ朝にねつ造疑惑!?
〜 藤井孝男氏 大激怒! 〜


20日に投票が行われる自民党の総裁選は、小泉純一郎氏の勝利で幕を閉じる模様だ。
野中広務元幹事長の突然の引退表明など、さまざまな波紋を呼んだ総裁選であったが、候補の一人であった藤井孝男氏が総裁選挙まっただ中の15日(月)に放映されたテレビ朝日の番組「TVタックル」に対して怒り心頭のご様子

藤井氏がテレ朝を名誉毀損で刑事告訴

自民党総裁選で藤井孝男元運輸相陣営の選対本部長を務める津島雄二衆院議員が19日、記者会見し、15日放送のテレビ朝日「TVタックル」で、改ざんされた国会審議場面が放送され、藤井氏の名誉が著しく傷つけられたと指摘、藤井氏が同社を名誉棄損で刑事告訴することを明らかにした。

(日刊スポーツ)


藤井氏が問題にしているTVタックルの問題の場面はコチラである。
●動画ダウンロード

再生には Real Player が必要です。

この番組に出演していた西村眞悟議員が平成9(1997)年2月3日の国会答弁で「横田めぐみさんの拉致問題に関して・・・」
と言及した直後に画面を切り替え、藤井議員のヤジ
「発言に気をつけろ!」
「しっかり責任をもって発言しろよ!」
にテロップをつけて、藤井議員のいる場所にわざわざ矢印をつけて放映している。

この映像を見ると、いかにも藤井議員が"横田めぐみさんの拉致に関して言及している西村議員"をヤジっているように見える。

しかし、実際はそうではないのである。
西村眞吾議員のHPでは、そのときの国会での答弁をストリーミング配信しているのであるが(ダウンロードもできるようになっている)、
http://www.n-shingo.com/movie/index.html

第140回 衆議院予算委員会 西村真悟質疑(平成9年2月3日)
平成9(1997)年2月3日、西村真悟は衆院予算委員会にて拉致事件について政府に対し強く問題を提起いたしました。横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されたことが初めて国会で実名において取り上げられ、大きくマスコミで扱われました。(1:27:47秒)
※拉致問題の質疑は、後半1:04:40秒付近からになります。

(上記西村議員HPより引用)

とあるように、北朝鮮の拉致問題に関して言及をはじめるのは1:04:40付近より、そして上記TV番組にある横田めぐみさんに言及する場面は1:10:30あたり。西村議員は淡々と言葉を続けていき、1:14:50には総理の答弁に切り替わる。
そして、実際に藤井議員がヤジっているのは、1:19:00ほど。西村議員が加藤紘一元幹事長と北朝鮮との関わりについて言及しているときなのである。

編集された映像を見る限り、あからさまに藤井議員が、今は既定事実となっている横田めぐみさんの拉致事件にケチをつけている、言わば北朝鮮の味方をしているように思わせるべく、とわざわざ編集をしているとしか思えない。

確かに、藤井議員が拉致問題に積極的でなかった事実はあるのかもしれない。しかし、こういった「ねつ造」とも言えるような映像を放映するのはあまりにも酷い。モラルのかけらも感じられない。

津島氏や同席した弁護士によると、同番組は97年2月3日の衆院予算委員会で、西村真悟議員が北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの問題を取り上げた際に、藤井氏が激しくやじを浴びせたと見える場面を放送。タレントのコメントなども合わせ、藤井氏が拉致問題に消極的だったとの印象を与えたという。 しかし実際は、藤井氏はその場面では委員会に出席しておらず、やじったのは約15分後に西村氏が別の問題を質問した時であることが議事録や国会のビデオテープから明白で、改ざんは明らかだとしている。 藤井氏は19日夜、テレビ朝日番組に出演した際に「回答によっては断固たる措置を取りたい。全くの事実無根で、ねつ造と言ってもいい」と強調した。(同記事

総裁選は終了するが、このテレビ朝日捏造問題はこれからもしばらく続くかもしれない。 今後の動きを見守っていきたいと思う





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