「若人あきら」は北朝鮮に拉致されかけていた!?
〜 不可解な失踪事件の真実とは 〜



8月28日発売の週刊新潮(9月4日号)にて、こういった記事が出ている。

失踪、記憶喪失の「若人あきら」も拉致被害者だった!
我々は拉致問題について、まだほんの一部の真実しか知らされていないのではないか---。そんな感慨を抱かせる新情報なのである。郷ひろみなどのモノマネが売りだったタレントの若人あきら(52)=現・我修院達也=。彼の失踪事件は芸能マスコミばかりか一般メディアでも大きく報じられたので、ご記憶の方も多いだろう。実は今、これが北朝鮮による拉致事件だった可能性が濃厚として、水面下で関係当局の注目を集めているのだ。
(週刊新潮より)



郷ひろみのモノマネでおなじみだった若人あきら。
『我修院達也』に改名し、「千と千尋」では
カオナシに食べられるカエル役として出演していた


実は、一ヶ月以上前からこの問題はネット上では話題になっていた。発端は日テレ『ザ・ワイド』などのコメンテイターとしてお馴染みのジャーナリスト有田芳生氏のHP

(有田氏の日記より抜粋)
7月22日(火)
北朝鮮の拉致問題では、いまだタブーとなっていることが多い。身辺の安全を考えれば報じることができないからだ。
ある有名人が「失踪」したことがある。本人は問われると 「覚えていない」というのだが、実はそうではなかった。 夜釣りに行っているときに、拉致現場を目撃してしまったのだ。そのためにいっしょに拉致されてしまった。 船に乗せられてから自分のやっている仕事を訴え、明らかになれば大騒ぎになると主張した。実行犯は日本にある関係組織に連絡を取り、事実だと確認。「しゃべったら家族の安全は保障できない」と言いくるめ解放したという。いずれ証言するときがくるのだろうか。


この「ある関係組織」とは言うまでもなく朝鮮総連であろう。週刊新潮によると「拉致の工作活動の対象は日本人だけでなく、身内である在日朝鮮人を誘拐して本国に運ぶ作業もあったそうです。この身内の拉致は総連の非公然組織”学習組(がくしゅうそ)”が行っていたそうです。」ということだ。

確かに行方不明になった当初、若人は警察の調べに対し「誰かに目隠しされ、拉致された。」と供述していたが、その後「目隠しや拉致とというのは妄想で言ったこと」「テトラポッドから海に落ちてしまった。それから後は何も覚えていない」と発言し、どうにも腑に落ちない不可解な事件だった。
ワイドショー等でさんざん騒がれて、「話題作りのための売名行為だろう」などとまで言われていたのだ。

しかし。日朝会談の実現で拉致問題が大きく前進した昨秋、この謎の騒動に仰天情報がもたらされていた。「拉致について多数の情報が当局に寄せられた中に、若人の事件の真相と称する話があった。警視庁公安部に証言したのは、元朝鮮総連の幹部です」と、語るのは警察庁警備局の関係者。(同記事)

嘉門達夫が「♪海岸で若人あきらが 釣りをして大騒ぎ〜」などとサザンのチャコの海岸物語をもじった替え歌で茶化すような他愛もない事件だったが、実は裏に相当根深いものを含んでいたということだろうか…。





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