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〜 宅配ピザ屋さんの憂鬱 〜 様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても解らない、「実情はどうなのだろう?」という不安や、質問にお応えするこのシリーズ。今回は、どこにでもあって、誰でも頼める“配達ピザ屋さん”にお話をお伺いしてみました。私自身もピザは大好きです。でも作る人や、配達する人は大変な事でしょう!そこにつっこんでインタビューしたいと思います。 ―――この仕事をなさろうとしたきっかけは? Aさん:きっかけとしては簡単なモノで、時給が高そうだったから、というだけでした。あと、バイクが好きだったっていうのも理由の一つでした。 Bさん:友達がもともと働いていて、その友達からお誘いがかかったのがきっかけでした。バイクも好きでしたから楽しめそうだなぁと思っていましたね。実際楽しかったですし。 ![]() ―――このご職業の魅力は? Aさん:これは僕の固定観念かもしれませんが、配達という仕事内容上、明るくて楽しい人が多いですね。あと、地理に強くなる、計算が早くなる、ピザを無料で食べれることがある・・・。あと、アルバイトなら、仕事中も結構自由が利きます(もちろんサボってるところ見つかればクビですが)。ってところです。 Bさん:男はだいたいデリバリー専門になるんですが、デリバリーのバイトの時給は高いです。高いといっても他の一般的なバイト、たとえばコンビニとかと比べたらですけど。1000円からはじまってがんばればすぐにあがります。休日は100円UPだし、たしか10時以降も100円とかついたりしたはずです。あとまじめに働いていたら関係ないんですけど、デリバリーで使うバイクでかなり遊べます。今は結構普通の2輪のスクーターを使う所を増えてきたみたいですけど、基本は3輪スクーターじゃないですか。普通に生活していたら乗らないスクーターですよね。ちょいスピード出してキツめのブレーキかけて曲がるだけで、ドリフトもどきのコーナリングとか出来ましたし、相当ムリしないかぎり転ばないですし、所詮スクーターなのでスピードもそれほどでないから2輪のスクーターにはない楽しさがあって遊べます。 ―――ピザ屋さんになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は? Aさん:配達業は危険がつきものです。言葉で言うのは簡単ですが、本当はもっともっと危ないです。配達中の死亡事故も時々耳にします。事故を起こしても、何でもかんでも会社がカバーしてくれるわけじゃないですし。だからと言って、ゆっくり走れるわけではないし・・・。ある程度の事故は覚悟の上でピザ屋さんになってください(笑) Bさん:デリバリーピザ屋さんの中でもDピザは一番バイト教育がしっかりしているみたいですね。あとバイクを使って配達をするわけですから事故はつきものです。デリバリーピザが出来始めの頃は30分以内に届けられなければ値引きするなどのサービスをやったりしていて事故も多かったみたいです。最近はどの店舗も安全第一になっているみたいですが、それでも半年も働いていれば、自分でなくとも一度は誰かが事故をおこします。ですからそれが自分にならないように気をつけていないとダメですよねぇ。 ―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか? Aさん:暇な時は本当に暇なのですが、忙しくなると、半端じゃなくなります。配達が遅れると、お客様に怒られるし、結構精神的にも疲れます。でも、心から「ありがとう」って言われると、本当に嬉しくなって、怒られた悔しさなんてわすれますが。 Bさん:働きやすいと思いますよ、デリバリーは特に自分ひとりになる時間が多いわけですし。店舗にもよると思いますが人数も基本的に多いので、飲み会とかもありました。僕が働いていた時の事だけになるかもしれませんが、すぐやめちゃう人はいませんでした。社員の人もこの仕事が大好きって人が多かったのですが、嫌味のある感じではなかったので普通に社員の人とも仲良くなれましたよ。 ―――ピザ屋さんを目指すなら知っておいた方が良い事は? Aさん:ピザ屋はお客様が店内にいることがほとんどないので、やりたい放題です。正義感の強い人はやめておいたほうが・・・。 Bさん:バイトとしてピザ屋さんを選ぶとするならオススメです。バイトから社員になる人も結構いるみたいですけど、社員になったら結構色々な店舗にまわされる事があるみたいなので大変かもしれませんね。全部の仕事に言える事なんですけど、好きになれるかどうかだと思います。 ―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか? Aさん:交通法違反は当たり前。バイクの車検が切れてることもしばしば。このあいだは、車検が2年近く前に切れたバイクで普通に配達していました・・・。オーナー第一主義で、オーナーから電話があれば、お客様を後回しにも平気でします。この辺は配達業の欠点ですね。 Bさん:たまに社員の目を盗んでオリジナルピザとか作ってもらっていたくらいですかね。餅入りピザはおいしかったです。あと個人的な悪さになるんですけど、サイドオーダーのドリンクやアイス、サラダなどをオーダーが入ったかのようにして持ち出して食べたり持ち帰ったりしてました。 ![]() ―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。 Aさん:配達に行くと、下着姿の女性がでてきたりします。全裸っていうのも一回あったそうです。あと、配達先がやくざだったり、すると結構怖い思いをします。やくざの配達先にすこし遅れたために、事務所に正座させられ、店長がくるまで、強面のお兄様がたに、囲まれた時は生きた心地がしませんでした。お客様伝票の備考欄に、御得意様にはコメントが入ってたりするのですが、美人、などと書かれたお客様への配達は取り合いです「笑」 Bさん:配達先の人が女性で、いきなり全裸で出てきたりする事がありました。それは本当に珍しいケースなんでしょうけど、夏なんかは普通に下着で出てきたりする事はよくありました。ノーブラで胸のポッチくっきりのTシャツ姿とかも多かったです。あと自分ゲーム好きなんですが、配達先で数人でファイナルファンタジーをやっていて攻略法を教えた事もありました。 あと怖い話ですけど、配達先でいきなり強盗にあう事もあるんですよね。自分はそういう目には合いませんでしたけど、同じ店舗の人が配達先付近でバイクから降りたら後ろからいきなり飛び蹴りをくらって、ボコボコにされてお金をもってかれたって事件がありました。その注文自体ウソの注文だったらしく計画的犯行だったんでしょうね。基本的に2万以上は持って出ないような教育されるのですが、忙しくなってくるとやっぱり大金を持ったまま出てしまう事が多いのでそういうのを狙っているんでしょうね。 ピザ屋の話とはちょっと離れるんですけど、先ほど言ったようにバイクで移動する時間が多いから事故に遭遇することが多いので色々な事故に遭遇しましたけど衝撃的な事故がありました。自分の前を中華系デリバリーの2輪スクーターが走っていたのですが、ヘアピンのような右カーブで見事にその人がコケまして丁度そのカーブの角が交番だったんですよ。転んだ本人はバイクから2メートルぐらい転がって、多分恥ずかしいのと交番の前でヤバイっていうのであせってたんでしょうね。すぐに走ってバイクを起こして行こうとしていた所を警察官に止められたんです。「君、すぐに救急車呼ぶから待ってなさい」と警察官が言ったんですけど、本人は「大丈夫です、すぐ行きますから、平気です」って言って出発しようとしたところを警察官に止められてその警察官が「いや、君足折れているから」って言ったので自分もその人の足を見てみると見事に右足のつま先が後ろを向いているんですよ。膝は前を向いているのに足首から先だけ後ろを向いている状態です。本人はそれに気づいて声も出ずにその場に座り込んでましたけど、自分は警察官の冷静な態度が逆に面白くて緊急時の人間の体が起こす神秘を実感するのと同時に笑っちゃいました。あの状態で走ってバイク起こしたんですからすごいですよね。アドレナリンがいっぱい出てて痛みを感じなかったんでしょうねぇ。 あと3輪のバイクで屋根付きのやつだったのでフロントスクリーンにワイパーがついていたのでウォッシャー液も出るようになってたんですよ。んでそのウォッシャー液の出口を少し引っこ抜いて右向きにさせると丁度右を走っている車に当たるようになって、運転マナーのなってない車にピューっとかけたりしてました。サイドミラーで後ろ確認して不思議そうにワイパー動かしているの見たら笑いが止まりませんでしたよ。水の補給は一時期流行ったネコよけのペットボトルがそこらじゅうにありましたので、それで補給して。 ―――その他、言いたい事があったら是非 Bさん:休みの日や雨の日は注文が増える事が多いんですよ。そうすると一度に2、3件分のピザを持って配達する事になるので、何だかんだ言って配達が遅くなるんですよね。そういう場合はあらかじめ電話で注文うけた際に配達が遅くなる事を伝えるのですが、それでも遅れて配達した時に「遅かったからもう飯食っちゃったからいらない」とか「遅くなったんだからまけろ」「金は払わない」とか言われる事がありました。気持ちはわからないでもないんですけど、そういうのはやめてもらいたいです。 如何だったでしょうか?ピザ屋さんの憂鬱。今回はお2人からお話を聞いたのですが、お2人とも笑い話のところで、全裸の女性の話が出て来てたので、私も思わず笑ってしまいました(笑)。いきなり、下着姿の女性が出て来たりするそうで、実に
( 探偵ファイル・キム )
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