働く人の憂鬱シリーズ
〜 ソープ嬢の憂鬱 〜


様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても解らない、「実情はどうなのだろう?」という不安や、質問にお応えするこのシリーズ。今回は、夜の大人の世界でのサービス業、風俗で働かれている方にお話を聞いてまいりました。どの時代でも発展を続ける風俗業界。そこで働かれている方の苦労とは何か?お伺いしたいと思います。



―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
以前、デリヘル(違法)をしていて、風俗業界のソープという物に興味を持ったため

―――このご職業の魅力は?
一番はお金と考えられるかもしれませんが、私にとっての魅力は色々なお客様との出会いです

―――ソープ嬢になろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は?
エッチしてお金をもらう仕事というふうには考えてはほしくないです。実際病気に対して敏感にならなければいけない事。どんなお客様でも恋人として接しなければいけない。あとは勤務日数時間にもよりますがゼリー(潤滑剤)を使用しても、ゴムずれになりやすいのでプライベートでは エッチしないほうがいいかも。決して楽な仕事ではありません


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―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?
私の場合はネット上に顔出し&新人キャンペーンで割引だったため、昼の13時〜夜の12時まで5分以上の休憩はありませんでした。一日で5〜6人を相手しました。不景気の世の中なので、そんなに忙しくはないと店長からも言われてたんですが、あまりの忙しさにびっくりしました。デリヘルの場合は、昼の12時〜夜の12時までで、最高4人でした。

―――ソープ嬢を目指すなら知っておいた方が良い事は?
まず病気の事。最低月一回は病院で検査をうける事。ピルを飲む事とかなりの重労働になるので、体力をつけとく事。お客様にはいい人や悪い人(生でやろうとか)もいるという事。あとは早く稼ぎたい方は、「今日は○○様 90分 どこが感じる タバコありなし マット好き嫌い」などとメモにとっておくと忘れにくいというのもありますし同じお客様がきても 安心して接客できます

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
内緒とまではいかないかもしれませんがお客様とプレイが終わったあとは、女の子達が自分で後片付け・掃除をしています。待ち時間が長くなっても許してください(笑)。お客様からもらった花束などはお店の方で処理しています。以前、花束の中に盗聴マイクなどがあったらしく、そのために自分の家などには持っていかない事になっていました。ケーキなどはお客様と一緒に食べます。以前、ケーキなどに陰毛や精液などをかけるお客様がいたため、お客様と一緒に食べて、「あ〜ん♪」などをします。お店によっては違うかもしれませんが、プレイが終わったあとお客様にアンケートを取り、最低限のサービスはちゃんとしたか等を確認します。もし、そのアンケートが非常に悪かった場合一見のお客様(フリー)などを一切つけずに、わざと暇にさせます。お店側からはやめて欲しい等とは言えないので、その女の子がやめるまで待つそうです。


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―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
お客様と話や趣味があって仲良くなる事はあるのですが、「彼氏はいないよ」などと話していたお客様と、彼氏とデート中にエレベーターの中で目が合った時はびっくりしました。そのあと、お店にきていただいたんですが、お客様から「彼氏かっこいいね」と言われました。彼氏とデートする時には場所を選びましょう(笑)。苦労というか、笑い話になるかもしれませんが、働いていたある日、その日はなぜか体格がいい方(肥満・笑)ばかりで、その日の最後のお客様は、その日最高に体格がいい方で、どうやって挿入しようか困りました。どうにもこうにも、お肉が邪魔で・・・。結局は口で抜きました

―――その他、言いたい事があったら是非
風俗嬢というだけで顔をしかめる方が多いと思いますが、最近の風俗嬢をしている方は 借金やホストにはまった方は少なく、会社を経営したい・留学したい等、目標を持った方が多いです。その分、ちゃんとした接客サービスをしようと頑張っています。少しでも風俗嬢を理解していただければと思います。また、よく聞かれるのは、いいお店と悪いお店の見分け方ですが。ソープの場合は殺菌力があるボディソープ・イソジンを使用しているか?ゴムは完全着用か?これは最低限必要だと考えます。遊びにいったのに性病になるのは非常に辛い物です。ソープという物は高額のため、来て下さるお客様は30代〜50代と考えられていますが実際は20代の方も結構いらっしゃいました。最後に普通の接客業とは違う体と体を密着させる仕事です。ただ単にエッチさせればいいという考えではなく お客様一人一人に対して擬似恋愛ではありますがひと時だけでもお客様が幸せになってくれればと思います。




以上です。インタビューに応えて頂き、真にありがとうございました。今回の記事は、いかがだったでしょうか?現場で働く女性の生の声が聞けたと思います。ええ、生生しいお話でしたね(笑)。一つ、私の私信を加えたいと思います。私は風俗業をされている女性を決して見下したり、バカにしたりは致しません。逆にそこで見下すような方は軽蔑致します。確かに大っぴらに言えるご職業では無いと思いますが、そこで引け目を感じる事など一切御座いません。現在はストレス社会と呼ばれております。疲れた男性を癒してあげる職業は必ず必要だと思っているからです。どんな相手も笑顔で迎えるご職業。立派です。もし、これを読まれている業界の方は自信を持たれて良いと思います。私の記事を読まれて、少しでも勇気付けられたら幸いだと思います。と言っても、犯罪行為はいけませんからね!

大住「かっこいい事言ってますが、単にキムは…」
キム「だあああぁーーー!!」

頑張って下さいね! ←説得力なし




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