大和町写真ギャラリー



大和町写真集+制作秘話(つーか、苦労話)

大和町役場での取材を終えた私は、実際に大和町の文化や名所を肌で感じる為に、現地を回る事にしました。1枚目は、「川上峡」に架かる官人橋です。4〜5月には大量の鯉のぼりが舞う、美しい橋です。2〜6枚目は「与止日女神社」の写真です。官人橋の隣にあり、川からの冷気が伝わって、とても過ごし易い所でした。7枚目。巨石パークに“行く途中”の道です。まだスタートにすら付いていません。この辺りから大冒険の様相が始まります。実は、名所を巡る話をした時に山口さんから巨石パークを薦められました。「片道30分で行けるよ」の言葉から、そんなに大した事が無いだろうと高を括っていたのです。…それが間違いでした。8枚目。巨石パークの入り口にある石です。ここから“山道が始まるのです”9〜13枚目。ご覧頂ければ解ると思うのですが、本当に大きな石ばかりです。そしてその石が在るのは“山の中”。そうです。パークというから平坦な公園かと思っていたら、思いっきり山の中に在る所だったのです。それを知らずに、スーツのまま山中へ挑戦する私。大和町を馬鹿にする訳ではありませんが、本当に山の中です。道の途中に小川が流れております。崩れかかった道もございます。泥でぬかるんだ道もございます。山の中ですから勿論、蚊も大量に発生致します。その山の中に、スーツに革靴でのこのことやってまいりました。しかも、誰もいやしねぇ。写真を撮って貰いたかったのですが、山に進入してから30分過ぎても人の気配がありません。「もしかして、俺ってこの山に独りきり?」そう思って自分で撮ったのが14枚目の写真です。九州への強行軍で、睡眠不足。その身体に登山は非常にきつく感じられます。暫く進み、パンフレットの写真で使われている烏帽子石が見えて来ました。すると、「やっほーー!!」と叫んでいる女性が2人。(助かった…写真を撮って貰える…)私、その事しか考えておりませんでした。はい。見ると2人は登山でも通用するような立派なハイキングスタイルでありました。そこに私が登場。

キム「…ハァハァ、お…お疲れ様です…ゼェゼェ…」
2人「!!」 ←思いっきり引いていた(事実)
Aさん「オ、オツカレサマデス(なっ、なんでこんな所に、こんな人(※)が居るわけ!?)」
Bさん「コンニチハ…(しかも、妙に丁寧よ!在り得ないわ!!)」

ええ、ええ。2人とも、明らかに警戒しておりましたよ。それはそうですね、考えてごらんなさい。山登りをしている最中に、※こんな人=金髪・スーツに革靴、汗だくで妙に言葉遣いが丁寧な、疲れ果てている男が現れたら、私自身だって怪しく思いますもの。2人の女性は私と距離を取ろうとしています。もう、「やっほー」どころの話ではありません。それどころか、妖怪より怖いと思います。だって、リアルに目の前に存在しているのですもの。そんな怪しい男が笑顔を見せながら近寄って言ったその言葉とは!?

キム「申し訳ありません。写真撮って頂けないでしょうか?」

その後、誤解も解けて仲良くお話が出来ました。叫びながら逃げられなくて本当に良かったと思います。その時撮って頂いたのが15枚目の画像。とても疲れましたが、とても思い出に残る大和町でした。ちなみにこの後、1人きりで佐賀県からノンストップで東京に帰りましたが(マイカーで)、この話はまた次回したく思います。ちなみに佐賀県の小学生はヘルメットは被っておりませんでしたが、異様に日に焼けた子供達が目立ちました。

(探偵ファイル・キム)

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