〜 真面目に調べてみました 〜 夏も近いせいか、探偵ファイルでは心霊に力を入れている。 あぶない探偵では「X−FILE」よろしく、セカンドシーズンが始まり、大住が各所に行き、山木も行く準備をしている初夏目前。 だが、心霊とは胡散臭いものとしての認知が一般的である。以前の醍醐幼稚園でもあったように、後付の理由で心霊スポット化したのが非常に多い。 今回も、そんな後付で心霊スポットとなった場所をご紹介しよう。 他サイトより引用 名称:古虎渓の廃屋(または、古虎渓ハウス) 場所:岐阜都 多治見市 市ノ倉 心霊現象、言い伝えなど 山の斜面に建っている廃屋。 以前は旅館であったが、集団食中毒事件が起きて旅館は閉鎖。旅館の経営者も、旅館内で首を吊って自殺したとの噂がある。 しかし、この廃屋が現役だった頃の姿を知っている者がいないため、本当に旅館であったかどうかは不明。 廃屋内には 砂で埋められた大浴場があり、その砂の中から女性の顔が現れ、こちらをにらみ付けてくるという目撃例がある。 変わった話としては、チンピラだか不良が、肝試しに来る人相手に入場料を取っているという噂が。 主に噂になっているのは上記だが、食中毒で大勢死者が出た、火事になった、ガス爆発があった、経営者が首吊り自殺した、女の幽霊が出た、呪われたなど、数多くの噂が氾濫している。 実際に全部あったのは『弟切草』の洋館くらいだ。 岐阜県多治見市南部に位置する古虎渓。JR中央線古虎渓駅を降りればそこはまさに大自然。 決して交通の便が良いとは言えないこの駅から5分ほど歩くと、噂の場所は目に入ってくる。 旅館だったという割には、駐車場らしきものはなく、側の道路にも車が一台停めるほどのスペースしかない。本当に旅館だったのかと、疑問が湧いてくる。 さっそく現地の人に…ってまわりは大自然。人は誰もいない。 虚しくなってくる気持ちを抑えながら、人を探して行動すること更に10分。 最初の住民に接触できた。 「ああ、レジャー施設だったけど、20年前かな、 火事になってツブれちゃったね」 とりあえず火事があったのは本当のようである。 「自殺者?食中毒?(笑)そんなことありゃせんよ」 その後、さまようこと一時間。 下校する小学生が通る横で用を済ましているお爺様や、妖怪かと思うほどの腰の角度で歩くお婆さん、盛りのついた犬が放し飼い。平和すぎる・・・。 ようやく、詳しく知る人と会う事ができた。少し長くなるので、要点だけをレポートしよう。 その昔、古虎渓ハウスは名古屋から来た業者が温泉を経営していた。 しかし、昭和40年代の頃に温泉は倒産し、経営者は夜逃げしたということである。その後、「大鋸屑(オガコ)温泉」という今日で言う、いわゆる健康ランドが出来た。 大鋸屑とは、その名の通りノコギリなどで材木を切った時に出る木クズのこと。それを使った蒸し風呂だったらしい。 だが、二回ほど火事があり、20年ほど前に経営者は夜逃げしたそうである。 その後、この建物は取り壊されること無く残ってしまい、今のような廃墟となってしまった。 そして、七・八年前に雑誌かテレビが取り上げたことにより、心霊スポットとして生まれ変わることになる。 当時は、教育委員会や警察までもが問題として取り上げるほどだったとの事。 本当にあった出来事は、旅館が経営不振にて倒産。その後に出来た健康ランドで火事が起きた事と、経営者が夜逃げしたこと。 集団食中毒も、ガス爆発も、自殺も・・・全てがデマ。 もちろん、この土地の所有者も存在する。 また、入場料を徴収している人がいるという噂に関しては、そのような話は無かった。 そんな来るかどうかも解らない肝試し相手に、こんな廃屋で待ち構えているほど暇なのだったら、たこ焼きでも焼いて売っていた方が収入になるなんて事は誰でも解りそうなものである。 以上、検証終了。
( 探偵ファイル )
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