以前、家庭教師派遣業界について記事を書いたところ、なんと現役で「T」の家庭教師をやっている先生から、「事実と違う部分が多々ある」と指摘されました。
そこで探偵ファイルでは彼と接触し、どこの部分が違うのかを尋ねましたところ、
「この読者投稿してきた人は、Tに入って間もないと思う。もっとちゃんと教えてやるから、こっちを記事にしなさい」
なんと! 添削が始まってしまったのです!!
う〜ん・・・企業の告発は内部からと言いますが、光通信にしろ、セコムにしろ、社員に嫌われていますねぇ・・・。 今回は、T社で家庭教師をしている先生とのインタビューを交えてお伝え致します。
調査員「え・・・と、どの辺が違うのでしょうか・・。」
先 生「そうだね。前回の記事で、”研修は受けた覚えがない”と書いてあったけど、あそこの部分は、
T社から言うと逃げ道が有るんだ。一番最初に、面接に来た時に渡す説明用紙が有るんだけど、
それが研修ということになる」

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先 生「見て貰えば解るんだけど・・・こんなのは、講習なんて呼べるシロモノじゃないんだよね。
具体的な指導要綱なんて、一切書いてないよ。
書いてある事は、「お前は駄目なやつだ」と言うなとか・・清潔感のある格好で行けとか・・
当たり前のことばかり。 それと一緒に渡される“家庭教師としての有り方”なんだけど・・」

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調査員「待ってください、コレ、手書きですよ?」
先 生「そう、こんな読めないような字で書き殴った紙を、
研修資料として配布してくるんだから、面白いよね。」
調査員「下の部分に、15,16と書いてあるのですが・・・まさか、こんなのを15ページも?」
先 生「ん〜ん、これ一枚。 ノートの切れっ端かなんかじゃないのかな。」
調査員「・・・そんなのを講習と称するんですか?家庭には、正規の講習を受けた教師として、紹介され
てしまうんですよね?」
先 生「そうだよ。Tはいい加減だとは良く聞くだろうけど、中は本当に杜撰だからね。前の記事に書い
てあった教師にお任せ状態になっているっていうのは本当なんだけど、T側の逃げ道も知っておい
て欲しかったから見せたんだけど・・・凄いでしょ(笑)
次に家庭からの月謝と、教師の給料が違うってヤツだけど・・。」
調査員「給与体系は、実際はどんなもんなんです?」
先 生「基本的に学年が上がると月謝は高くなる。中三の受験生の場合で、家庭からもらう金額は
\20000〜\26000くらい・・・あっ、これは週1、一回70分でね。で、教師に渡る金額は
\10000〜\13000くらい。まぁ、半分だね。定額で貰うのがほとんどだから、日曜日に教えてると
したら、月に日曜が4回有っても、5回有っても、金額は一緒。」
調査員「ん・・・? そう考えると、あんまり美味しいってわけじゃぁ・・・」
先 生「そう。350分で¥13000と考えれば、時給は¥2000くらいなんだけど・・・学校が終わった後とか
じゃ、一日に一人教えるくらいがせいぜいでしょ? 一週間、全部入れたとしたって、10万くら
いにしかならないし、交通費も出ない。 決して、いいバイトってわけじゃないよ。」
月謝システム 週1 1回70分 中学三年生の場合
家庭がTに払う金額 ¥20000〜¥26000
Tが教師に払う金額 ¥10000〜¥13000
先 生「で・・・この金額のことなんだけど、生徒側がその先生の事を気に入れば、個人契約ということ
をしてしまうってのも良くある。当たり前だよね・・先生に直接払えば、先生もより多く貰える
わけだし、家庭側からしてもみても、T社に払う金額よりも安く渡してもいいわけだから、どっち
も得。でもT社もそれは解っていて、説明会や何やらの事あるごとに、個人契約の禁止については
触れてくるんだ。随分と脅した文面を見せてくるけど、今だかつてバレて、どうこうなったって
いう話は聞かないなぁ。」

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民法第420条・・・賠償額の予定
(1)当事者は,債務の不履行について損害賠償の額を予定することができる。この場合には,裁判所は,
その額を増減することができない。
(2)賠償額の予定は,履行又は解除の請求を妨げない。
(3)違約金は,これを賠償額の予定と推定する
調査員「ははぁ・・・法律を盾にとって、いい気になってますねぇ。こうは書いてあっても、民法の
大原則に“公序良俗に反する行為は認められない”と有りまして、100万の請求というのが、果た
して認められるかどうか・・。まぁ、たかだか100万くらいの事で訴訟を起こしてくるかどうかも
見ものですが(笑)」
先 生「どうだろうね。ただ、こんな個人契約なんてものは誰でもやっていることだからねぇ。
第一、取り締まろうにも無理だよ・・・
T社のスタッフなんて、いい加減だもん(笑)」
とまぁ・・・システムがいい加減だとは聞いていましたが、講習と称しているものまで、ここまでいい加減だと、教師任せになっているというのも頷けます。
どんな家庭教師に当たるかは運任せというのも、同じ料金を払う家庭側としては納得のいかない部分だと思うのですが、しょうがないのでしょうか・・・。
ですから、今回のお話を伺った家庭教師さんのように、しっかり教えてくれるのに、安い金額で悪いからという家庭の好意が有って個人契約となるのも自然なことだと思うのです。人と人の繋がる商売ですからね。
そもそも、個人契約の禁止に100万円もの罰則を設けるということ事態が、良識を疑う行為だと思うのですが・・。
ですが、お話を聞いていく内に、T社が教師に対して縛る規則はこれだけじゃないことがわかりました。
次回は、教師側から見た、“不満”をご紹介致します。
( 探偵ファイル )
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