探偵の“資格”

〜 なんか、いろいろあるようですが 〜



探偵になりたいという方で、「どうしたら探偵になれるのか?」という疑問をお持ちの方も結構いらっしゃるかと思います。 答えは「探偵だと名乗ればいいだけ」です。
免許・資格などは必要ありません。相手が信用するかどうかは別問題といたしまして…。

国家資格試験に合格が必要な弁護士や医者などといった職業とは異なりますし、国が免許を発行したりする性質のものではありませんから。 (*ただし、盗聴器の発見等を行なう業務等におきましては、電気工事に準ずる作業や電話機器のとりあつかいで資格が必要な場合もありますし、大阪府においては、一部届出が必要なこともあります。)

結局のところ、先述の“相手(依頼者)が自分を探偵だと信用してくれるかどうか”に行き着くわけですが、資格商法(さむらい商法/士商法)とまでは行かなくとも、結構いろいろな探偵――いわゆる調査員・相談員に関しての民間の資格があるようです。 → 資格ガイド


探偵学士号
難易度  独立開業の将来性 ★★★ キャリアアップ 
◆資格内容
探偵の秘技・奥義を伝授してくれる講習。 探偵業の基礎から実地調査まで、実務能力を修得できるので、探偵社への就職、開業を目指すなら、是非とも受講しておきたい。
◆受験資格
18才以上
◆取得までのステップ
普通科・専門科・研究科・開業指導科ごとに講習を受講。 研究科終了生または探偵学士資格試験合格者には「探偵学士号」の資格が与えられる。
◆試験科目
受講することにより取得するため、試験はない
◆試験日程
なし
◆問い合わせ先
日本探偵協会附設探偵警備士養成所:03-3365-0015
http://www2.odn.ne.jp/tantei/

日本探偵協会による『探偵学士号』なるものもあるようです。
こちらは研修をうけた後に発行するもののようですが...。
しかし、世の中にはお金を出すだけで証明書や認定証を発行している所もあるようで、注意が必要です。


写真1 写真2

写真3


上記資格は、公のものではなく、勝手に名乗って作製しただけに過ぎません。
つまり、無試験で誰でも持てる資格です。

いずれにせよ、探偵業に関しましては監督官庁とかも存在しておりませんし、事務所を開くにあたって役所に届け出をするなどといったことも必要ありません。 探偵になろうと考えていらっしゃる方は、そういう資格や証明書、認定証の取得にムダなお金を使われることのないように。
また探偵に仕事を依頼なさるつもりの方は、業者をお選びになる場合に、そういったものに惑わされることのないようにご留意いただければと思います。

たいした調査力も無いのに、こういった資格証・賞状を見せることで信頼を得ようとする悪徳探偵社が存在します。ご注意ください。


( 探偵ファイル )


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