巨大テーマパークの『噂』Vol.5

〜 USJ総務部 vs 探偵ファイル(前編) 〜



写真1
▲USJ西門の警備員のNさん
写真撮影は禁止です!!と怒っているところ。
すいません、撮っちゃいました。でも、なんでダメなの?

USJ の建設を担当し、管理しているという【大阪市第3セクター】を探してオタオタしていたら、スタート地点である株式会社USJに戻ってきてしまった。 ......なんでやねん?
ものを知らない調査員は、大いにうろたえた。

第3セクターとは...
『明確な定義はないが、主に地域開発事業などを目的に、国や地方公共団体(第1セクター)と民間事業者(第2セクター)との共同出資で設立された、云わば "半官半民" とでもいうべき法人・事業体である。』

だから、「大阪市第3セクター」=「USJ株式会社」であっても、なんら不思議はない。 というか、そうであって当然なのだ。常識である。こんなこと、知らないほうが悪い。
しかし、実際に知らなかったものはしょうがない。
自分の知識不足に一瞬落ち込んだ調査員だったが、気を取り直して電話取材を始めることにした。

USJの土や水が、過去の産業廃棄物によって汚染されているという噂、実際はどうなのか?
応対してくれた(株)USJ の総務課の方は以下のように説明してくれた。

地元の方との訴訟になっていた時期もあり、住金さん(住友金属工業梶jに対して差止めの仮処分があったりした経緯も存じております。 しかし、私共としましては、そういった問題は、大阪市の最終的な判断の下、全て解決したと認識しております。 ですから、おっしゃられている産業廃棄物跡地の問題については、法的な処理が終わっているという判断の下に、住金さんと賃借契約を結び、工事に着工したということです。 つまり、"大阪市" が最終的に調査判断し、「問題が無い土地である」とされ、解決がついたものを「借地」したと、そういうことだと思っております。

つまり、『(株)USJ に法的な責任はありませんよ。』ということなんだろうな。
言ってることはわかるけど、"法的な責任" について追及したいわけじゃないんだけどなあ。

それと【水質の検査】についてですが、私どもの施設に関しましては、特にこうしなければならない、といった法律はございません。 例えば、プールのようにお客様が水の中に入ってしまう施設に関しては、一定の検査基準をクリアしていないといけない、という府の条例がございますが、私どもの施設に関しては、お客様に "水飛沫" がかかる程度の施設、即ち、「浸水性の高い施設」として分類されますので。 これについては、特に検査・報告を義務付ける法律は一切ございません。

「水質検査についても法的に義務も責任も無い」.....か。

但し、自主的には、やっておりますよ。 こういう商売をしておりますから、常にお客様の安全第一というのが課題でございますから。 それは、当然のごとくやっております。 私は総務でございますから、自分で検査する立場ではございませんので、受け売りのようになってしまうのですが……自主基準ではなく、第三者機関にお願いして、国の方で定められた水準を守っているということです。

そしてこの後、調査員の質問が事の真相に迫ろうとすると....



→(次回へ)


( 探偵ファイル )



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