寒さの厳しいある日の夕刻、長野駅前のとあるビルの屋上。
このビルの屋上に、10代と見られる少年がフェンスを乗り越え、
携帯電話を片手に座り込んでいるとのニュースが飛び込んできた。
我々は直ちに現場に急行し、その少年の姿を追った!
我々が到着した際、
少年はその場から飛び降りようとするでもなく、じっと座り込んで沈黙していた。
一方、ビルの下では、多くの警察、消防、報道関係者、野次馬たちで騒然としていた。
少年が沈黙している最中、彼のいる真下では、
地元の消防団らが万が一の為にマットを用意しているようだ。
18時47分 長らく変化がなかった状況がとうとう動いた!
少年らしき人影が、フェンスの内側に移動しようとしている。
どうやら、内側にいる警察官の懸命の説得に応じ、
考え直してくれたようだ。
少年の動きを
固唾を飲んで見守っていた人々からも、
思わず安堵の声が。
18時50分 足を引きずるようにしながら、少年がビルから出て来た!
屋上で痛めたのだろうか。
最悪の事態を免れ、ほっと胸を撫で下ろす我々を
残して、少年は救急車に運ばれていった。
それにしても・・・、
少年は寒空の下、屋上で何を思い、考えていたのだろうか。
ひとまずは、悲劇が起こらなかったことを喜ぶべきであろう。
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