探偵が盗聴ストーカーを捕まえた!
Part5 最終結果
調査結果を店長とユリに報告した結果、
直接斎藤に会って証拠を突きつけ警察に連れて行きたいとの事だった。
二人だけでは不安だというので我々も一緒に同行する事になった。
次の日、斎藤の勤務する会社付近に車を止め、
ユリと店長と我々は、斎藤が会社から出て来るのを待ち伏せした。
斎藤が会社から出て来た時刻は、前回よりも遅く午後8:00を回っていた。
大森駅方面へ歩き出す斎藤を男性調査員2名が尾行し、しばらくして斎藤に話し掛けた。
「斎藤さんですね?失礼ですが、お話があります。」
と同時に、二人は斎藤を取り押さえた。
斎藤は、
「なんなんですか!?」
と、激しく抵抗した。
抵抗を続ける斎藤の前にユリと店長が現れた。
すると斎藤はいきなり静かになり、我々の指示に従い車に乗った。
そこで、我々は斎藤自身に調査結果を見せたのだ。
しかし斎藤は何も言わずただ調査結果の表紙を見つめているだけだった。
そのまま車内では沈黙が続いた。
しかし、その沈黙を破ったのは店長だった。
店長は運転席の私に
「一番近い警察署行って下さい。」
と静かに言った。
私は、小さくうなずきギアをドライブに切り替えた。
車が動こうとしたその時、
斎藤は声を上げて泣き出し、
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
を連発していた。
被害者である、ユリ自身の意向で斎藤を警察へ突き出す事はやめた。
我々は、斎藤宅へ向かい斎藤が所持していた盗聴用受信器を取り上げた。
今後を考え、ユリの300m以内に絶対に近づかないという念書に署名をさせた。
これで今回の調査は終了となった。
完
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