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【特設】ヤング向け超優良ビジネスニュース速報 Vol.2
〜俺様キングダム出張所〜 霊媒師/山本一郎@切込隊長
初回に富士通の悪口を書いたら、富士通に勤めている友達から「なんでうちの社長を擁護しているんだ」と抗議メールが届きました。普通、自社の社長を批判するなというクレームが来るもんだと思ってましたが、他の会社の社長を褒めてやってその会社の社員から怒られるとは思いもよりませんでした。富士通、ほんと素敵な会社になりましたね。
ところで、今回は面白い記事を見つけたので取り上げてみたいと思います。
金融庁が「司法取引」?〜空売り規制強化で思惑広がる
http://www.paxnet.co.jp/cgi-bin/common/PAXNet.cgi?http://www.paxnet.co.jp/cgi-bin/bulletin/bulView.cgi?ads=yes&frame=news&boardid=32002&billid=320021015294627&parentId=0&page=1
出だしから金融庁による空売り規制と公的な介入によって株高が引き起こされたといわんばかりの非常に香ばしい主張が並んでいるのですが、記事全体を読んで分かるとおり”行政による処分が行われました”という事実以外は全て憶測という、大変素晴らしい記事構成をしている名文であります。
どのくらい名文かというと、金融庁が行った処分が金融機関の規模によって重かったり軽かったりしたという証言を、市場関係者とやら(恐らく二、三人ぐらい。多くてもコニシキ四人分)にさせるだけで記事を一本あげてしまうという、その想像力の豊富さが随所に感じられる出来栄えなのです。
なんというか、役人に電話の一本も入れてコメントぐらい取れよ、と随所に感じられるほどの強い取材能力のなさを、針小棒大と我田引水を両翼として華麗に飛び立つ小林幸子のような芸術性で記事の裏づけで補っているのは、まさに給料泥棒という名誉を思いのままにしうる好素材だと断言できます。つーか、これじゃインプレスも経営きつくなるわな。
翌日に金融などで政策発表を予定しているから、その週に都合の悪そうなことをする業者に政府が嫌がらせをするのは日常的にどこの国でもやっていることであり、大型処分があったら次の市場は政府主導ってことぐらい、この匿名の市場関係者から聞かなかったんでしょうか。いい商売してますね。
圧巻なのは国債市場に対する解説。確かに最近JGBのインパクトを警戒してヲチするケースが増えているのは事実としても、「外資系証券が国債のトレーディングで思惑的な売り崩しを行えば」って、思惑のない自己勘定なんかまずないでしょーが。
毎回思惑で売っても持ちも薄いし介入が入ってるんだからシュートしないでしょーが。
そういう市場操縦を防ぐために、そもそも金融行政ってものが存在してるんでしょーが。
しかも最後に「広がっている“司法取引”の思惑にしても、「不満をどこかにぶつけたいとの心理が極限に達したもの」(同)とも言える」などという表現になっており、どう好意的に読んだとしても
”いやぁ、裏が取れないけど、とりあえず書いてみました〜 ぐへへ”
という意味にしか読めないという強引な締めくくりになってます。「不満をどこかにぶつけた」ければ、根拠レスな行政批判もオッケーなのかよ。いいなあ、相場英雄。強く生きろよ、相場英雄。
今回取り上げたような、証券関係者のポジショントークを真に受けておめでたい取引を繰り返すデイトレーダー真っ青の超ド級残念記事と、ごく稀にある優良記事とが絶妙のバランスで点在しているこのサイトはヲチ対象としてはまさにお奨めなのであります。
株式未挑戦の方も、PAX NETを見ながらミニ株投資を試されては如何でしょう。
★★★俺的近況★★★
年度末にかけて、いくつか不毛そうなベンチャー企業に投資してみました。
どの位不毛かというと、まず投資した会社たちの社長全員が薄毛。
まさに企業の立ち上げというのは毛も散るぐらい大変な作業なのです。
大変過ぎて孫正義は毛がなくなってしまいましたが。
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