須藤甚一郎須藤甚一郎の政治に物申す!

Vol.14(2002年7月10日)

★田中康夫・長野県知事の不信任決議は遅すぎた!

 ご存知のように田中康夫・長野県知事が県議会から、「あんたは知事として失格だ!」という意味の不信任決議を突きつけられちゃったよ。 これまでにだって何度も、康夫ちゃんの "脱ダム宣言" などに反対する自民党の県議たちが、ことあるごとに「不信任案を提出するぞ」っていうオドシがあった。

 反知事派の県議のほうが、圧倒的に多数なのだから、不信案を提出すれば成立するに決まっているのに、なぜかしなかった。 僕なんか「早く提出しろよ」とヤキモキしていたものだ。 "脱ダム宣言" の良い悪いは別にして、県議会はダム建設に賛成したわけだから、ダム建設を中止すると康夫ちゃんが宣言した瞬間に、不信任を突きつけるのが県議会の筋というものじゃないか。

 政治にも地方自治にも一番大事なことは、まず筋を通すことだ。 やっとのこと筋を通して不信任決議をしたが、いかにも遅すぎたよ。 それには県議たちのセコイ打算とかけ引きがあったからだ。


★康夫ちゃんの高支持率におびえたのが原因だ!

 不信任された場合、地方自治法によって10日以内に、(1) 議会解散、(2) 知事が辞職、
(3) 議会解散、知事も辞職、(4) 知事失職、議会自主解散。以上の四つの選択肢から、康夫ちゃんが決断しなければならない。 県議たちにとって、一番怖いのは議会を解散されることだ。 高い支持率を誇っている康夫ちゃんに反対して、選挙戦を戦うのは不利そのもの。 落選の可能性が高くなるものだから、それを計算して不信任が遅れたのだ。

 選挙でカネを使い、下げたくない頭をペコペコ下げて、足を棒にしてタスキをかけて歩き回った結果が、落選じゃあたまったもんじゃないもんね。 そんな打算が働いていたわけだ。 けれど、最後には「ペログリ知事だからといって、ナメるのもいい加減にしろ!」と県議たちがキレた、というのが本音じゃないのか。


★知事になっても「ペログリ日記」を連載!
               県民は恥ずかしくないのか?


 康夫ちゃんは、いまだに月刊誌『噂の真相』に「ペログリ日記」を連載している。 知事としての詳細な行動日記なんだけど、ときどき上京し、ガールフレンドと "PG"、つまりペログリなんて書いているよ。 ぼくも最初は、なんのこっちゃとその意味が、わからなかったよ。 なんのことはない。ペログリとは、康夫ちゃんの造語で、ペロペロ、グリグリすることなんだって。

 何をペロペロ、グリグリするのか、なんて説明するまでもないよ。 女性のアレに決まってるじゃないか。 上野動物園のパンダじゃないのに、知事室をガラス張りにして、昼めしに出前の天ぷらそばを康夫ちゃんが、食っている姿まで県民に見せるようにしたのは、誰でも知っている。 情報公開という意味を誤解してんじゃないのか。 ペログリしただの、そば食ってる姿を見せてどうすあるの。 小泉純一郎が変人、山崎拓が変態で、田中康夫は露出狂ということになるのかも。

 不信任された後の支持率が、なんと66%もあるという。 不信任で同情が集まって、支持率がアップしたというから不思議だよ。 脱ダム宣言の是非とは別に、ペログリを公表する羞恥心のない知事を支持するなんて、長野県民は恥ずかしくないのか?


★★巨泉も辻元も親友。似た者同士だよ

 康夫ちゃんは、あの大橋巨泉も辻元清美も親友だった。 人間、その友達を見れば、そいつのほんとの姿がわかるという。 巨泉も辻元も、いまさらいうまでもなくインチキそのもの。 昨年の参議院では、康夫ちゃんは巨泉を応援していたよ。 巨泉も辻元も辞職し、康夫ちゃんは不信任で辞職か失職になる。 まさに、イカサマ・トリオにぴったりな結末だ。

 不信任の結果、議会を解散し、知事も辞職して、県議選と知事選のW選挙になると見られていた。 けれど、どうやら康夫ちゃんは、辞職せずに、10日後の自動失職を狙うようだ。 再出馬して当選すると、改めて4年間の任期になることが一つ。 もう一つは、ダブル選挙だと、不信任に賛成した44人もの県議が、選挙戦で田中康夫の悪口を演説して県内をくまなく回るため、場合によっては落選するからだ。 康夫ちゃんも悪知恵だけは大したものだ。



ジャーナリスト・須藤甚一郎
【須藤甚一郎ホームページ】

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