
●更新日 03/02●
知らないところで恨みを買っていた。
「そのころから不思議なことが起こるのです…」
清楚で可愛い女性と見合いをして気に入ったが真夜中にインターホン鳴らされたりタイヤの空気抜かれたり
まさかこの人がこんなことをするなんて…。探偵をやっていると、人の意外な一面を垣間見ることも多いのですが、今回は、その典型的なパターンといえるかも。
依頼者は一級建築士という36歳の独身男性。キリッとした目元が印象的で、豊川悦司をチョット貴公子風にしたといってもオーバーでないほど“イイ男”でしたが…。
「ずっと仕事に追われ独身でしたが、恩師の勧めで生まれて初めて、お見合いをすると、相手は、いまどき珍しいくらいに清楚で可愛らしい女性でした。幸い先方も私を気に入ったようでお付き合いするようになったのです。ところが、そのころから不思議なことが起こるようになったのです」というのです。
具体的には「真夜中にマンションのインターフォンが鳴らされたり、車のタイヤの空気が抜かれたり…。最初は誰かの悪戯と思っていましたが、先日、知らない人から花束が届き、中のカードに『東京花子より』と書いてあったんです」

彼はホントに二枚目で、女性に追われる事情の一つや二つあっても不思議ではなさそう。でも、本当に仕事一筋で、女性との交際経験もわずかなのだとか…。
「彼女にも一応確かめてみましたが、全く心当たりはないとか。今流行のストーカーに自分が狙われているのかと思うと気持ちが悪く、安心して彼女と結婚もできません。一体、誰がなぜこんなことをしているのか調べてください」
さっそく、特殊カメラを用意し、依頼者宅の周辺で張り込むと、調査の5日目と6日目の夜中2時ごろ、白髪交じりの上品な50代の男性が依頼者のマンションのインターフォンを鳴らして立ち去ったのです。
実は、こうしたケースは身近に“犯人”がいることが多いため、事前に彼女の勤める銀行の社員旅行の写真も用意しておいたのですが、その男性は、そこに写った人物と酷似していたのです。
それで、写真を持って、銀行近くの花屋を回ると、3件目でお花のスタッフが、送り主の珍しい名前と容姿をハッキリと覚えていたのです。
これで、写真の中央に写った男性がストーカーだと確定したのですが、なんと、その男性は、彼女の銀行の支店長だったのです。

後の調査で、実は支店長と彼女は長年不倫関係にあり、彼女は2人の関係に終止符を打つために依頼者とお見合いしていたことが判明。それで突然、別れを告げられた支店長が嫉妬に狂い、年甲斐もない行動に走っていたのです。
また、彼女の意外な過去も知ってしまった依頼者は、それで交際を断念。本当に、人ってわからないものですよね。
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