聞き込みの調査員から連絡がはいる。「八〜九年まえの冬に焼殺事件があり男性が死んだ」という情報を得る。事実確認を要請する。
ワゴン車一台通過(作業員風の男二人)
日が沈み、あたりは明かり一つなく暗やみである。

噂の検証に移る。はたして、手形、指紋はつくか。トンネル内でわざとエンストさせ、一〇分間待機。エンジンをかけて外に出て、コンビニの前でフロントガラスを見るが手形、指紋は出なかった。
車内の空席に霊が座るか。一人乗りでトンネル内を何度も往復する。霊らしきものはいない。二人でも同じ結果だった。
トンネル内で肩をたたかれるか。歩いて往復するが、変化はなし。トンネルの上部から滴が落ちてくるため、これと勘違いしたのではないかと推察。