舟坂安産地蔵尊(舟坂子易地蔵尊)



安産地蔵の噂
安産地蔵の所に、赤子を連れた女性の霊が出る(地元の目撃者多数)
安産地蔵の近くを車で通過したとき、後部座席に座っている赤子を連れた女性の霊を見た人がいる(体験者数人)

舟坂峠の旧道は通行止めになっていた。
現場に着くと、手前に新しい地蔵、奥の方に小さい社が見える。
地蔵の足元には文字が彫られている。






信者からの寄進の地蔵様


宮城県松島町の信者で、長年、子供ができなくて、子宝に恵まれるように祈願した結果、無事に出産した。また、それまで不幸続きだった人生が、一変して良い事が続いたので、これは安産地蔵の御蔭だと思い、三年前に奉納した地蔵様である。

奥のお堂には、赤ちゃんの前掛けやヌイグルミ等が奉納されている。
安産地蔵の下に、御神体の石がある。直径が60cm位である。







地元の元氏子であったS夫婦に安産地蔵のことについて、取材した内容を以下に記す。


地元の人の話
安産地蔵の由来について(昔から語り継がれた話)
「昔、旅をしていた夫婦がいて、その旅の途中で突然、妻が産気づいた。驚いた夫は、近くの部落に助けを求めに行き、人を連れて妻の元へ急いで戻った。
妻は大きな丸い石にしがみついて、何とか持ちこたえ、安産で出産した。
その時にしがみついていた大きな丸い石が、縁起ものとして奉られるようになった。
又、その石はこの地域にある石とは異なり、中は赤い色である。
その石を御神体として奉った安産地蔵は、県内外に知られるようになった」

こういう位置で霊が安産地蔵の左上に見えたらしい


霊について 「三十年位前から、子易(安産)地蔵に霊がでるという話はよく耳にした。
特に子易地蔵を峠の下から望んで見える位置で、霊を見た人が多い」

その頃、子易地蔵に安産を祈願していた妊婦の女性が出産の際に亡くなり、この地蔵付近に、霊が出るという噂が広がった。
それを聞いた米沢市立病院の関係者が、この女性の霊であると察し、この地蔵に、供養に来る事となった。
以来、霊の噂は次第になくなっていった。子供を無事に出産したかった願いがかなわず、心霊現象となって、人々の前に現れたものと思われる。

最後に

過去には霊が出没していた、という証言がとれた。
現在も信仰心の厚い人々が、この地蔵を訪れている様である。
最近では、霊が現れる話は聞かなくなった様だ。