白金トンネル


場所 :「 東京都港区白金台5丁目・東京都品川区上大崎2丁目」間首都高速2号 目黒線 「目黒出入り口」付近。

一見普通の幹線道路であるが、この場所での交通事故が絶えないという。
あまりに事故が多い為、地元の人達のあいだで「呪われているのでは?」などと囁かれるようになる。
死亡事故多発の原因は、「以前あった国立予防衛生研究所の実験台になり死んで行った動物達の呪いではないか」というものである。


トンネル付近にて写真撮影を行っているとき、通りを歩く男性に聞き込みをした。
呪いによって死亡事故が多発している話は聞いた事も無いし、実際事故はあるものの、そんなにも多発しているのか?という返答。


この付近は、「国立科学博物館 自然教育園」という施設もある、自然の多い場所である。
このうっそうと生い茂る自然が、話を大きくしているという。
実際、同園内は隣に首都高速が存在するとは思えないほど、森や茂みの多い場所である。
呪いの噂よりも、真夜中の同園内を歩き回る事の方が怖いような気がする。

噂の手がかりになる事はないか、近くにある国立公衆衛生研究所を訪ねる。
警備員をする男性によると、国立予防衛生研究所は2,3年前までは目黒にあったという話である。

実験で使用した動物達と事故との関連性に、ハッキリした回答が見つからないまま調査は終わる。