鷹栖一家心中の家 |
![]() 建物の風化は激しく、玄関の扉は無い。 部屋の中は物が散乱しており、部屋を仕切る壁は見られない為、奥の洗面所まで見渡せる。 床に落ちてあるカレンダーは、1996年の物。 ![]() ![]() 奥には階段があり、上がると2階は埃やカビの臭いがひどい。小さな子供の服が見受けられる。部屋の隅にベッド、窓側に勉強机がある。床には「郵便物」や「御見舞袋」が落ちていた。 ![]() 調査員は息を殺し噂の検証を試みるも、人の声は聞こえてこない。部屋は依然として静寂に包まれている。 【 判明事項 】 郵便物から所有者の苗字で3箇所の住所が判明するも、いずれも旭川市に位置し現在は違う人が住んでいる。 建物の登記簿から、所有者が2階に散らばっていた郵便物の名前と住所に一致。 付近住民への聞き込みにより、一家心中や霊的現象については聞かれることはなく、所有者は引っ越して現在も健在である、との回答。 また同宅前の道路が旭川市の道路拡張計画に伴い、所有者が建物を市に委ねている、との事。 調査の結果、確かに2年後予定の拡張計画の部分であり、市の所有物と判明。 【 調査所見 】 5年前から放置され廃屋となってから、若者達によって荒らされて現在の状況に至ったと思われる。 取り壊す家ということで、いらない服や家具を残していったのだろう。 今回の調査では、元所有者と連絡がとれず、数々の疑問が残った。 現に夜間は、若者達が噂をするほどに建物内外に異様さを感じる。 非常に怖さを感じるが、胆試しをするなら、付近住民の迷惑を考えて行動されたい。 テレビの取材で某住職の感じたものは、何であったかは不明である。 |