入鹿池


FC 愛知第二



愛知県犬山市にある、入鹿池(日本第二位のため池である)といえば、愛知県では一大ミステリーゾーンとして知られていて、色々な霊の話が伝えられている。
下の三件の噂は、入鹿池周辺では有名な話である。



=トランペット少年=
深夜、入鹿池に行って耳を澄ましていると、どこからともなくトランペットの音色が聞こえてくる。聞こえてくる方に目を向けてみると、池の水面に少年がトランペットを吹いて立っているという。

=ターボじじい=
深夜、入鹿池付近を限界のスピードで走っていると、後から何かがどんどん迫ってくる。見てみると、素足で走っている老人だ。なぜ?と考える間もなく車に並ぶと「アカンベー」をしてくる。こちらはアクセルをいっぱいに踏んでいるのに、その老人は軽々と追い越して、どこかに走り去って行くという。

=ジャンピングばばあ=
深夜、入鹿池付近をドライブしていると、突然老婆が飛び出してくる。急ブレーキした瞬間、その老婆は空中高く舞い上がって車の後方へ。車を止めて後を捜しても誰もいない。冗談のような話だが、地元では10年以上前から伝えられている話である。


聞き込み調査の結果、ターボじじい及び、ジャンピングばばあについては何も情報を得られなかったが、トランペット少年について有力な情報を得た。
ある少年が、家でトランペットの練習が出来ないので、深夜に入鹿池に来て毎晩トランペットを吹いていたので、このような噂になったという。

もうひとつ新しい話が聞けた。
8年程前の2月。ある寒い日、女子高生が受験を苦にして飛び降り自殺した。
それ以降、入鹿池に流れ込む五条川にある大きい赤い橋付近には、ショートカットの女子高生の幽霊が出ると言う。
1人寂しく死んでいった女子高生が、成仏できずに彷徨っているのであろうか。
それ以降、5年程前、男性が入水自殺、2年前、ボートが転覆して1名死亡している。
古い話だが、明治元年5月13日入鹿池の堤防が決壊し、900〜1000人の方が亡くなられたという話もある。なにか関係があるのだろうか?
池中に怨念が彷徨っているかも知れないので、行かれる際は、十分な注意が必要である、と言っておく。