●更新日 07/30●

10万人が処刑された、血まみれの土地


都内にかつて10万人が処刑された場所があるのをご存知だろうか。

写真

『鈴ヶ森刑場跡』


ここでは江戸時代から明治にかけて 、処刑が行なわれていた。
10万人の人間が死んだ場所、
心霊マニアの間では知らない者はいない、超有名心霊スポットである。

以前、この近辺でガス工事を行なった工事関係者も
場所が場所なだけに毎日お神酒とお塩で清め、お参りした
と語る。



元々、刑場跡のすぐ隣には交番があった。

写真
▲ここにかつて交番があった。

その交番がなくなってしまったことに関しても、
この土地の因縁と何か関係があるのでは? と噂されている。
この交番の担当になった警官が、精神に異常をきたしたらしいという話も聞かれている。



近くの会社に勤務する男性の証言。
同僚が真夜中、残業をしていたら誰も居ないはずの会社の4階で、足音を聞きました。

・・・その他、刑場跡に関する奇怪な噂は今でも後が絶えない。


写真
▲受刑者の墓

刑場の跡地には現在、数々の石碑等が置かれている。
漂う空気が、重く感じる。

写真
▲左上・磔台、右下・火炙台

受刑者を磔(はりつけ)にして刺殺した『磔台』

槍が肉体に深く突き刺さる…。
突き破られる内臓…。
ドロドロと流れ出す夥しい血…。


火炙りにして処刑した『火炙台』

生きたまま焼かれる恐怖…。
自分の肉体が焦げる臭い…。
肉体が焼け爛れていく激痛…。


後に歌舞伎の題材にもなった女性、八百屋お七16歳のとき 、放火未遂の罪によりこの火炙台で処刑された。

受刑者の狂ったような断末魔の叫び声が聞えてきそうだ…。


写真
▲当然、心霊写真が撮れることも多いという。

そして受刑者の首を洗った『首洗い井戸』
井戸を覗くと感じる生温い空気。
地獄の苦しみを味わった生首はどんな表情をしていたのか…?

受刑者の中には冤罪もあったと言われている。
腹が裂け、肉体が焼け焦げていく地獄の中で、もがき苦しみながら死に絶えるとき、さぞや無念に感じたであろう。
一説によると冤罪で処刑された受刑者の数は約4万人

夥しい量の血と無念。
そして心霊現象より恐ろしい歴史がこの地には染みこんでいる…。



リ・コウジ写真


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事