●更新日 06/29●

帰ってきた心霊事件簿 〜呪いの灯篭〜


何百年も前に建てられて、それが首が祀られているとか、もしくは何かの慰霊碑や神木だったりして、動かすと呪われるという類のものが存在することは御存知の方も多いと思います。

一番有名なのは「将門の首塚」でしょうか。どかそうとか移転しようとすると、工事関係者が謎の不審死や大怪我をするという噂はゲップが出るくらい溢れています。

ビル街のど真ん中にそれだけが位置しているのは、シュールと言うよりも異質。それだけの根拠があるからそうなってるのでしょうが、今回ご紹介する場所もそういう「動かすと呪われる」所。


松坂の呪いの灯篭


三重県松坂市。時は江戸時代。この場所で行き倒れになった者がいて、 周りの人に助けを求めたのだが、誰も近寄りもせずにその者は死亡。その者は最後に「触りたくなかったら、触らなくてもいい」と呪詛を残しつつ、死んでいった。
その後、この場所では怪奇現象が続く為、供養の為に灯籠が建ったが呪いは現在でも消えることなく残っており、この付近では事故が絶えない。


道路を拡張する際に灯篭を動かそうとした人に災いが降りかかったので、そのまま灯篭は道の真ん中に設置されたまま・・・ということらしく、それでも怪奇現象や事故は続いてる・・ということらしいです。

場所への行き方は津方面からなら23号で松阪方面へ進み、42号をから166号へ。そうすると大黒田町という交差点が出て来るので、そこに存在します。


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山木  「これが、それ」

ホドリゴ「これまた、ショボイ・・・」


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山木  「確かに、交差点のど真ん中にあるから異質と言えば異質なんだけど、将門の首塚みたいに隔離されてる雰囲気はないね」


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遠くから見ると、実にショボイ。道路拡張の際にこれをどかせられなかったというのは、周りの道路と見比べた造りから解るんですけど。これのせいで、怪奇現象とか事故・・というのは、雰囲気が無さ過ぎるのではないかなというのが感想かな。

しかし、この今回の場所は心霊スポットじゃないという自信はあります。うん、これはもう絶対。

昔はどうだったか知らない。だけど、今は無いと言っても言い過ぎじゃないと思います。


ホドリゴ 「何でよ?」

山木   「だって、これ二代目だもん。初代はとっくに壊されてる」

ホドリゴ 「ハァ??( °д°)」


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元々この辺りは交通量が激しく、周りが工事地域ということもあって、大型車がビュンビュン行き交っています。

事故多発交差点というのは、別に呪いのせいとかじゃなくて、交通量が多いんだから当たり前!

それでも呪いのせいにしたいのなら、環七・17号・首都高速出入り口が全て重なっており、事故が絶えない東京板橋区にある板橋本町交差点には大掛かりな呪いが掛かっているに違いない。

空気が世界一汚いって言われているのは、余程恨みをもった霊の仕業なんじゃないですかね。


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初代の灯篭はトラックに突っ込まれて壊れたとか。

二代目となっている現在の灯篭も、あんな道路側にグイグイと出ている場所にあるのだから、接触事故が絶えないらしく、擦った痕やぶつけた痕が垣間見られます。

ホドリゴ「動かせば呪われ、動かさないと突っ込まれるってわけか? たまらないな!」


場所の問題でしょ。大きな交差点ところに灯篭建てたら、一年間にどれだけ接触事故が起きるかって話ですよ。個人的には初代が壊れたなら、そのまま二代目なんて作らずに拡張工事すればいいのでは・・・と思わずにはいられなかった松坂市。

松坂牛の料理を食べに行く為、この場所を後にするのでした――



山木&ホドリゴ


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