玉川上水に飛び込んだ太宰治

玉川上水とは、江戸時代に玉川兄弟によって作られた用水路であり、現在も東京都羽村市から新宿区四谷までの約43ｋｍを流れている。
その玉川上水にこんな噂がある・・・

　・三輪車で追いかけてくる幼児の霊がでる
　・土手を這い上がってくる手首が見える
　・入水自殺をした太宰治の霊が出る　etc


『走れメロス』『人間失格』等で有名な太宰治が入水自殺をしたのが、昭和23年6月13日。


命日が近い事もあり、何かあるかも知れない・・・と思い、東京都三鷹市にある入水自殺現場へと向かった。



昼間。閑静な街並みだ。（とても心霊スポットとは思えない…）


太宰治と言えば・・・何度も自殺未遂をくり返し、最後は愛人と入水自殺・・・
波乱万丈の人生だなぁ～
なんて事を考えながら、辺りを探索。

太宰は昭和14年から亡くなるまでの間を、三鷹市で過ごした。
そのため三鷹市には、太宰にゆかりのものも数多い。





さて、深夜。



再度、玉川上水を訪れた。

『風の散歩道』と呼ばれる道を入水現場へ向かって一人歩く。




草木の生い茂る玉川上水は、街の灯りに照らされ、淋しげな景色に変わっていた・・・




入水現場近く、むらさき橋。


現在、入水現場には、太宰の故郷 青森県の石が置かれている。





石の近辺から玉川上水を撮ってみた。




この辺りから、飛び込んだのか・・・。



今となっては、溺れようもないほど浅い。
しかも、マンションが建ち並び、心霊スポットという感じでもない・・・


このまま何もないまま終わるのか？？（それじゃ～つまらない・・・）





・・・・・・





終わります・・・（すいません・・・）





後日、太宰が眠る三鷹市禅林寺に墓参りに行ってきた。



太宰は、あっちの世界で安らかに暮らしているということだろうか・・・



島