●更新日 10/04●

車にまつわる怪談 BOSS


読者からの手紙



心霊スポットのトンネルを友達4人で何度も行ったり来たりしていました。「何もいねえな」みんなは口々に言いました。トンネルの出口で車を降りて話し込んでいたら、地元のおじさんが私たちに向かってこう言いました。「危ないよー、車の屋根に乗っかって走っちゃー」
「・・・・・・・・。」

このように、車にまつわる怪談は数多く聞かれます。
「心霊スポットに3人で行くな、空いている席に霊が乗って帰るから・・・。」


私の体験談をお聞きください。

三年前、原宿からタクシーで六本木へ向かった時のことです。
途中、青山墓地を通ります。
すると
「ぐー・・・・ぐー・・・・」
小さな寝息が聞こえてきました。
『あれ?運転手が居眠り?まさか・・・』
私は運転手の横顔を覗き込みました。
すると、運転手がこう言いました。


「お客さんにも聞こえますか・・・。」



第二話。これは私が二十歳を少し過ぎた頃の話です。

彼女と岐阜県にドライブへ行った帰り。小雨が降っていました。
多治見市の山の中、宅地造成地があったので、二人でSEXを始めました。
私が上に乗り、まさに果てようとした時、彼女の表情がみるみるうちに変わりました。
異変に気づいた私は、彼女に「どうした?」と尋ねました。
彼女は車の前方(私のうしろ)に向かって指をさしました。
『のぞきか!』
振り返りました。
顔がありました。フロントガラスのむこうに。
雨が降っているので、車内は曇っています。その顔はフロントガラスにぴったりと張り付いていました。









『女!?』
私はすぐさまドアを開け、表に飛び出しました!

誰もいませんでした・・・。


二人は声にならない声をあげながら、山を駆けて下りました。
その間、ルームミラーが怖くて見れません。
街のファミリーレストランに逃げ込み、彼女を落ち着かせてから家に送りました。

翌日の朝、車を見ました。

フロントガラスに二つの手のひらと顔の跡がありました・・・。




ー みなさんの恐怖体験もお聞かせください ー



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