●更新日 01/02●


「外食文化研究所」水口憲治社長への取材


2011年1月1日の夜、外食文化研究所の水口憲治社長に取材を申し込んだ。

最初に、同社の掲示板等に寄せられている意見について尋ねた。サンプルとして掲載されていた画像よりも量が少ない、場合によっては品数も足りないといった報告が、購入者からなされている。また、届いた商品が傷んでいたとの指摘も多い。これらの点について、現在、同社では確認を進めているところだという。具体的な確認方法としては、購入者に連絡を取っている模様だ。

「外食文化研究所」水口憲治社長への取材

「外食文化研究所」水口憲治社長への取材

次に、系列店のブログの問題について聞いた。社長によると、当該の画像が掲載されていたことは確認済みであるという。しかし、画像は作業中の風景ではないと述べた。作業中には、帽子をかぶってマスクも着けていたとのことである(なお、ブログには、「只今、ラスト25食を目前に、まさかの炊き込みご飯切れで炊き上がり待ちです」と書かれていた)。では、なぜ更新内容を削除したのか。

削除について、社長からは一切指示を出していないという。削除した経緯は、まだ十分には確認を取れていないそうだ。次の質問に移ろうとしたところ、社長は話を遮り、以下のように述べた。「この件についてはですね、また弊社のHPの方に、お詫び等も含めて回答させて頂きますので、お願い致します」。そして、「失礼致します」と言うと、一方的に電話を切った。

HPには1月1日付で、社長の以下のコメントが掲載されている。「ぐるーポンサイトで販売したおせちの発送から、内容まで信頼を裏切ってしまったことをお詫びしぐるーポン側へもお客様全ての方に全額返金の申し入れを行い今後信頼回復に努めて参ります」。しかし、「ネット上で飛び交っている憶測について事実確認をしたい」という趣旨を伝えた上で質問している最中に、一方的に電話を切るなどという行為は、信頼の回復に努める姿勢の対極に位置するのではないか。

「外食文化研究所」水口憲治社長への取材

社長の不在時に電話に出た男性の発言も、疑問視せざるを得ない。社長の携帯に何回か連絡を取ったが、留守電になっていたので、夜に再度、会社へ電話をかけた時のことである。男性曰く、社長は「ずーっとお客さんへのクレーム対応でね、ずーっと当たってまして」。届いた品の内容や状態を問い合わせたり、対応を求めたりしている客からの電話を、「クレーム」と表現したのだ。

食品業界にとって、客からの信頼は命だ。それをことごとく裏切っていると受け取られかねない言動は、慎むべきだと思うが…。




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