●更新日 12/15●


ジャンプで「石原都知事をぶっ飛ばす漫画」が増える!?



本日12月15日、都議会の本会議で東京都青少年健全育成条例改正案が可決・成立する見通しだという。改正案の内容に反発し、角川書店をはじめ講談社、小学館、集英社など漫画を出版する主要10社の任意団体「コミック10社会」が、来年3月に開かれる「東京国際アニメフェア」への参加を拒否するなど波紋が広がっている。
そんな中、集英社の鳥嶋和彦専務が13日に都内で開かれた漫画新人賞授賞式で「ぜひ石原慎太郎をぶっ飛ばすような漫画を」と発言したということで話題になっているようだ。

バクマン。
ジャンプコミックス「バクマン。」5巻54ページより

鳥嶋和彦氏といえば鳥山明の「Dr.スランプ」のDr.マシリトのモデルとして有名である。現在連載中でアニメ化もされている大場つぐみ・小畑健の「バクマン。」にも本人が出てきたりしている。

さて、「石原慎太郎をぶっ飛ばすような漫画」であるが、以前小学館より発行されていた「コミックGOTTA」という雑誌にて「阿弖流為(あてるい)Ⅱ世」というぶっ飛んだ作品が連載されていた。

阿弖流為Ⅱ世
いろいろスゴかった作品「阿弖流為Ⅱ世」

原作は直木賞作家の高橋克彦、作画は「北斗の拳」でおなじみ原哲夫というこの作品。岩原都知事という石原都知事にそっくりなキャラが登場、装甲車に乗ってエイリアンの田村麻呂に向かっていくが狙撃されてしまう。

岩原都知事
凶弾に倒れる岩原都知事

ちなみに、同作品では、ヘソ本なる故・梨元勝レポーターにそっくりなキャラも登場、「恐縮で〜す」と田村麻呂に突撃レポートして斬首されるという展開もあったりするのだが。

アニメ制作会社の方に話を聞いたところ、ジャンプのアニメ関連のことでは鳥嶋氏に相談していればまず間違いないという具合で、とにかく力を持っているそうである。
そんな鳥嶋氏の「石原慎太郎をぶっ飛ばすような漫画」発言であるが、今後ジャンプ等では石原都知事を模したようなキャラが大変な目にあうような作品が増えるのだろうか。注目である。



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