●更新日 12/07●


mixiのメアド検索機能が原因?風俗で本名バレの悲惨


mixiのメールアドレスを検索する機能が、開始から間もなくして中止となった。その理由は、この機能が悪用される危険性が各所で指摘されたことだった。「友人のメールアドレスから探す」には、二つの機能が搭載されていた。一つは、「アドレス帳から探す」であり、もう一つは「メールアドレスを入力して探す」である。

例えば、AさんはBさんのアドレスを知っているが、Bさんがmixiを利用していることは知らなかったとする。しかし、Bさんがmixiでもそのアドレスを使用していた場合、当該のアドレスで検索すれば、AさんはBさんを発見できる。そのようにして、不特定多数のアドレスを検索する人々が続出した。そして、業者やストーカーが悪用する可能性も指摘された。

mixiのメアド検索機能が原因?風俗で本名バレの悲惨

この騒動に関連して、当サイトに相談が寄せられた。自営業の木村さん(仮名)は、月に1回ほど渋谷駅近辺の風俗店に通っていた。店の会員登録では、偽名を使用していた。いつも指名している女性からも、その偽名で呼ばれる。ところが、先日、シャワーを浴びながら女性と雑談をしていた時、その女性が木村さんを本名で呼んだという。その瞬間、木村さんは仰天し、女性も一瞬「しまった」という表情だったそうだ。

しかし、木村さんは内心焦っていたが、それを聞かなかったふりをした。なぜ彼女が本名を知っているのかと疑問に思いながら、とうとう尋ねられなかったという。木村さんは、店のメールマガジンを購読していた。それに登録すると、新人の入店や割引についての情報が送られてくる。そして、登録していたアドレスが、mixiに使用していたものと同じだったというのである。しかも、そのアドレスを件の女性にも教えていた。

mixiのメアド検索機能が原因?風俗で本名バレの悲惨

mixiのメアド検索機能が原因?風俗で本名バレの悲惨

女性が木村さんのアドレスをmixiで検索したのか、それとも店が検索して彼女にその結果を話していたのか。2010年12月6日、当サイトでは風俗店に取材を申し込んだ。電話に出た男性スタッフに概略を伝えたところ、「そういうお話は聞いていません」という。店のHPを見ると、問題の女性は出勤しているようだ。彼女にこの件について確認してほしいと伝えたが、「必要があれば、うちで対応します」と述べ、男性は電話を一方的に切った。

この件以降、木村さんは当該のメールアドレスの使用を停止したという。そして、その風俗店にも二度と行かないと決めたそうだ。mixiをプライベートな空間と錯覚し、個人情報を安易に記すことの危険性を、今さらながら実感したという。




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