●更新日 11/02●
外国人ハロウィン山手線ジャック計画、台風で大打撃
毎年10月末に行われてきた、外国人らによるハロウィン山手線ジャック。 (関連記事 1 2 3 4 5)
例年は早い段階でネット上に告知が掲載されるが、今年は10月半ばに、ようやくスレッドが出現。10月30日の実施が示唆されていたが、例年のような勢いはなかった。昨年の計画に関わった人物の書き込みによると、自身の発言が歪められ、知らぬ間にネット上の各所に転載されたという。それゆえ、今年の企画については発言しないとのこと。
スレッドを立てた人物も、自分は参加しないし、活動を組織するつもりもないと表明した。「『外人どもを阻止しろ』と駅員に大声で叫ぶキチガイ野郎どもが、今年も再び現れるのだろうか」と書いている。前出の「今年は発言しない」と述べた人物も、「最後にはキチガイどもの間で2ちゃんねるに書かれることになるから、今年はただじっと座って、君たちの無事を祈っているよ」という。
その後、計画の是非について議論が続いた。そして29日の夕方、「明日の夜に台風が来る」との書き込みがあった。その影響で電車の運行が乱れる可能性があるため、計画の実行は推奨できず、来年まで実施を見送ることにしようという。これを最後に、当該のスレッドへの書き込みはなくなった。
例年は、渋谷のハチ公前が参加者の集合場所になり、山手線に乗り込む。30日当日は所用で渋谷へ行けなかったため、駅近辺に勤務する人物に確認を依頼したのだが、それらしき動きはなかったとのことだった。計画が翌日に延期された可能性を考え、31日の夜に現地へ向かった。すると、ハロウィンにちなんだコスプレ姿の外国人や日本人が何人かいたが、例年のように大勢集まっているわけではなかった。
広場にいた外国人らに話しかけてみたが、待ち合わせをしてパーティーに向かうところだという。日本人たちにも尋ねたが、同様の回答だった。山手線ジャック計画については、そのような予定があるとは聞いていないとのことだった。また、途中から合流する人々が乗り込んでくる、新宿駅や池袋駅の様子も確認したが、コスプレ姿の人々は皆無で、普段と全く変わらなかった。
念のため、11月1日にJR東日本の広報部報道グループに確認をとったが、今年は山手線ジャックが発生したとの報告は受けていないという。また、警察が動員されたといった話も聞いていないとのこと。山手線ジャックを快く思わない人々にとって、今回の台風は、まさに「神風」となったようだ。
探偵T
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