●更新日 09/05●


ついに出現!コピペ満載の提出物を容認する大学教授


夏休みも終わり、学生たちが一斉に課題を提出する時期である。

学生の提出物に関して、ネット上からのコピーペーストによる盗用が問題視されている。2010年8月18日の東京新聞によると、コピペを見破るソフトの開発が進んでいるようだ。一方、同紙が大学生10人に話を聞いたところ、全員がコピペ経験者だったという。コピペに肯定的な立場をとる人々のコメントも、記事には掲載されている。

ついに出現!コピペ満載の提出物を容認する大学教授

ついに出現!コピペ満載の提出物を容認する大学教授

その一人が、ライターの恩田ひさとし氏である。コピペの材料を無料提供するサイトを運営し、バレた場合の反省文の書き方まで用意している人物だ。「大人になっても本は読めるが、学校に通っている時にしかできないこともある。感想文を早く仕上げ、校庭を走り回ったり、楽器を練習したりしてほしい」と、読書感想文に批判的な見解を示している。

ついに出現!コピペ満載の提出物を容認する大学教授

金沢工業大学教授の杉光一成氏は、「コンピューターの機能を使って他人の文章を写し、自分の意見のように詐称する行為」という意味でのコピペには否定的である。「引用のルール、すなわち出典を明らかにするルールを守らずに他人の意見を使えば、盗用や剽窃に該当する」という。しかし、「ルールを守っていれば、リポートがコピペだらけになってもいい。多くの資料に目を通した努力の証しでもある」と、コピペを容認している。

ついに出現!コピペ満載の提出物を容認する大学教授

教育現場では、この記事をどのように受け止めるのか。当サイトの取材に応じた社会学の研究者は、杉光氏の見解には同意しがたい点があると述べる。自然科学や医学では、最先端の研究成果は、ネット上にある学術誌のサイトで真っ先に公表されることも多い。それゆえ、そこからの引用も珍しくないとのこと。

しかし、そうした例を除き、自分の書いたものを誰もが簡単に発表できるネット上の記述を鵜呑みにすることは、危険を伴うという。例えば、ある文献からの引用文をネット上で見つけた場合、当該の文献を自分では確認しないでコピペする学生が多いようだ。その結果、コピペ元の情報が誤っていたら、学生はそれに気付かないままになってしまう。

実際、同氏が担当するクラスでも、何人かの学生の提出物に、ほぼ同じ誤りが見られたことがあるそうだ。そこでネットで検索したところ、それらの提出物と同じ誤りがあるサイトを発見したという。引用のルールは守っていても、ネット上のコピペだけで済まそうとすると、このような問題が今後も多発するだろうと、同氏は語った。



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