●更新日 07/29●


ナチス崇拝の中学生ら、18禁エアガン大量所持で暴走


兵庫県の中学生集団が、18歳未満の購入・使用の禁止指定がなされているエアガンを大量に所持し、その動画を配信したという騒動を、先月の記事で扱った。

この度、同様の行為に及ぶ別の中学生集団が存在するとの情報が寄せられた。やはり同種のエアガンを大量に所持し、それらを射撃する動画をYouTubeで配信したり、所有物をブログで自慢したりしてきたようだ。そればかりか、嫌いな人間を晒す動画を配信したり、他人のブログを荒らしたり、嫌がらせのメールを送信したりといった行為が、問題視されてきた。

中心人物の中学生は、ネット上に本名や住所、通学先とされる学校名等を晒されてしまい、アカウントも削除された。だが、別のアカウントで復活した模様で、ブログも存在する。ブログでは、神戸市内を活動拠点とするサバイバルゲームチームについて紹介し、参加者を募っている。また、「所有している対象年齢18歳以上エアガン」と明記した、主要メンバーの所有物リストも掲載されている。

ナチス崇拝の中学生ら、18禁エアガン大量所持で暴走

2010年7月28日、通学先とされる中学校に取材を申し込み、話を聞いた。同校では、この問題については全く知らなかったそうだ。神戸市では教育委員会の方針により、個人のブログ等には学校のPCからアクセスできないようになっているらしい。そのため、学外から情報提供がない限り、学校側が生徒のブログ等を発見し対策をとるのは難しいとのこと。同校では、教諭の自宅のPCを使い、本件を確認するという。

また、この中学生の取り巻きとされる人物は、ナチスの熱心な信奉者らしいとのことで、注目を集めた。

参考資料:「倫理用語集」山川出版社、148ページ

YouTubeのアカウントやブログは、既に削除されている。それらには、ナチスの崇拝を表明する書き込みや軍歌の紹介、ヒトラーを称える歌や関連の映像、旧日本軍関連のグッズを入手したことを自慢する動画等が多数存在した。ブログには、やはり「18禁」と断った上で、所持するエアガンのリストも掲載していた。

ナチス崇拝の中学生ら、18禁エアガン大量所持で暴走

ナチス崇拝の中学生ら、18禁エアガン大量所持で暴走

過去に配信した動画では、自身の顔を公開していたようだ。ブログには、活動拠点が高槻市であることや、通学先とされる学校名も記されていた。その学校にも連絡を入れたところ、やはり本件については把握していなかったという。ネットの利用に詳しい教員に経緯を説明し、詳細を確認するとのことだった。

小中学生もネットを手軽に利用できる現在、多くの学校で対応が追い付いていないというのが実情だろう。




探偵T



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