●更新日 07/06●


ヤフオクの漫画家偽造サイン続報、詐欺撲滅に向けて


一昨日の記事で扱った、ヤフーオークションに有名漫画家の偽造サインが大量出品されている問題について、続報を配信する。 (昨年の記事 1 2)

前回の記事で扱った鳥山明氏のサインの偽造品と並んで、以前から多く出品されてきたのが、宮崎駿氏のサインを偽造したものである。「となりのトトロ」が特に多く、「紅の豚」、「魔女の宅急便」なども見られる。詐欺を増長させないよう、あえて詳細は書かないが、これらの偽物には、宮崎氏の本物のサインとは決定的に異なる点を確認できる。

ヤフオクの漫画家偽造サイン続報、詐欺撲滅に向けて

鳥山氏の場合と同様、「となりのトトロ 宮崎駿先生 直筆イラスト入りサイン色紙」といったタイトルがつけられている。「宮崎駿先生」と「直筆イラスト入りサイン色紙」の間には、一文字分のスペースがある。落札者から問い合わせがあった場合に、当該のサインは宮崎氏本人によるものなどとは書いていないと、開き直るつもりなのだろう。

ヤフオクの漫画家偽造サイン続報、詐欺撲滅に向けて

当サイトでは、本件について、宮崎氏が監督を務めるスタジオジブリに取材を申し込んだ。法務部の担当者によると、この問題については把握していなかったそうだ。そこで、これまでの経緯と最近の出品状況について、詳細を伝えた。今後どのような対応をするのかという点については、これから確認を取った上で判断するとのことだった。

次に、経済産業省の消費者相談室に話を聞いた。オークションの運営元に対して、現状では行政指導や改善指示を出す権限は、同省にはないという。オークションの利用者が、「悪質な出品を続ける人物に対して、なぜヤフーはアカウントを発行し続けるのか」と苦情を申し立てたり、監視を厳しくするよう要求したりするしかないそうだ。

経済産業省

したがって、被害に遭った場合には、民事的な対応となる。警察に被害届を出す、弁護士を立てて争うなど、各種の対応を検討することが重要であるという。しかし、現状では、被害者がそこまで対応できていない事例が大半だろう。また、偽物を掴まされても、気づかないままとなっていることも多い。その場合、「被害」が発生しないため、事件化することができない。

こうした問題点を伝えたところ、消費者相談室を通じて、本件について消費者庁にも情報提供してくれるとのことだった。ネット上のオークションでは、以前から偽物の出品が相次ぎ、詐欺行為の温床となっている。これを機に、悪質な詐欺の撲滅に向けて、少しずつでも状況が改善されていくことを願う。




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