●更新日 06/22●


ドブス動画の首都大生、障害者・人種差別やセクハラも


首都大学東京の学生らによる「ドブス」動画騒動について、続報を配信する。大学側が学長名で出した公式見解では全く触れていない問題が、前回までに触れたもの以外にも多数ある。2010年6月21日、大学の広報に再び取材を申し込み、それらについて話を聞いた。

首都大学東京 システムデザイン学部 東京都立科学技術大学

学生のTwitterの過去ログには、渋谷で撮影を試みた際の出来事が詳細に記されている。彼らは「ドブス」動画の撮影と並行して、街を歩く「かわいい」女性たちにも声をかけ、「オッパイ見せてくれたら一万円企画」なるセクハラ行為に及んでいたようだ。広報担当者によると、これについては大学側では確認できていなかったという。

Twitter

また、「ドブスレベルA級」というタイ人の女性についての報告もあった。この女性に対して、「タイ人ならこのレベルも納得できるかー」と、人種差別の発言がある。動画の撮影の趣旨を説明すると、「デモ、ワタシ、ニンゲンダシ」と答えたそうだ。その点について学生は、「この女ドブスじゃなく動物と思ってやがる!!!」などと、女性の人格の尊厳を完全に否定する発言をしている。この問題も、大学では全く確認していなかったらしい。

Twitter

さらに、精神障害者にも「ドブス」と声をかけ、精神的なショックの度合いを健常者と比較し検証するという企画も実行していたようだ。「気違いにドブスということと常人にドブスということの心的ショックて違うもんなんかね」、「もし仮に気違いの人が常人よりもショックを受けてたことがわかったとしたら、俺の中で気違いいじりも笑いに変わらんのやろかとか考えてたわ」などといったコメントがある。このことを伝えたところ、広報担当者は絶句していた様子だ。

2名によるTwitterでの会話 ※モザイク処理は当サイトによるもの

最後に、広報担当者から質問があった。上記の発言が、学生たちのTwitterのどこに書かれているのか知りたいという。そこで、これらの書き込みをしていた学生の実名を挙げて、どの時期の発言であるのかということを伝えた。ちなみに、処分内容が確定するまでの間、学生たちは自宅での謹慎扱いになっているそうだ。事実確認のために、本人たちといつでも連絡を取れる状態にしてあるという。

今回の取材で、大学による調査が全く不徹底であることが、改めて明らかになった。その他にも、各種の問題発言及び行動が書き切れないほどある。また、ネット上から早い段階で削除されてしまった動画等にも、未確認の不祥事があるのではないかと見られている。




探偵T



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

before
前の記事
●
今月のインデックス
●
次の記事
next