●更新日 04/29●


「きっこのブログ」吉野家騒動再燃!牛の飼料は鶏糞?


吉野家で使用している牛肉について、かつての騒動が再燃している。



発端は、きっこ氏のTwitterでの2010年4月17日の発言である。「日本の某牛丼チェーンがアメリカで鶏糞に糖蜜をかけた飼料で牛を育てているという、こんな有名な話を知らない人が何人もいたことに驚きました」。リンク先には、2005年に衆議院の農林水産委員会で糖蜜飼育が話題になった際の記録がある。鶏糞を牛に食べさせるために糖蜜をかける方法が、アメリカではとられているというのだ。



きっこ氏は、「きっこのブログ」で2005年にも、この問題を扱った。「吉野家の牛丼に使われてたのが、この「糖蜜飼育」、ようするに、ニワトリのフンを食べさせて育てた牛の肉なのだ。そして、このニワトリに食べさせてる肉骨粉は、生後30ヶ月を超えた危険度の高い牛のものも、当然、大量に含まれてる」という。これに続くのは、上記の農林水産委員会での発言の引用と思われるものだ。

この件について吉野家に問い合わせ、同社のお客様相談室から届いたとされるメールの内容がネット上に出回り、様々な憶測を呼んでいる。「糖蜜飼育自体、日本を含むほぼ世界中で、牛の食欲増進のために日常的に行われていることで、これを特別なことの様にすること自体が認識が誤っております。また、鶏糞を飼料としていることはございません」という。



4月28日、吉野家のお客様相談室に取材を申し込み、話を聞いた。担当者によると、当該のメールは相談室から先日送信したものに間違いないという。糖蜜飼育が日本でも行われているというが、その場所はどこなのか。この点を尋ねたところ、そのような話を聞いているだけで、具体的な場所までは不明であるとのこと。しかし、吉野家で仕入れている牛の飼料には鶏糞は使用していないと、改めて明言した。

続いて、農林水産委員会での発言について尋ねた。「そのショートプレートというのは、通称吉野家カットといって、牛丼になる部分です、これは。そこに何と書かれておったかというと、糖みつ飼育の若姫牛と書かれておった」と、発言記録にある。だが、「吉野家カット」とは、吉野家が発注しているバラ肉の通称であるという。それに対し、上記の発言は、実際にはバラ肉をカットしたショートプレート全般に関するものであり、吉野家に限定した話ではない。



では、きっこ氏が吉野家の鶏糞の使用を断定する根拠とは、一体何なのだろうか。



探偵T



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