●更新日 04/17●


ゆでたまごが吉野家を再び批判!主張に新たな矛盾も?


「キン肉マン」作者ゆでたまごの嶋田隆司氏が、今度はブログで吉野家を批判した。

「この27年にわたる吉野家さんの不義理」を知ってもらいたかったという嶋田氏。吉野家広報のコメントを知って、「あぁ…吉野家さんの体質は何年たっても、少しも変わっていないんだなぁ〜と実感しました」という。トリビアの泉で放映した翌日、吉野家に視聴者の苦情が殺到したらしい。すると、「菓子折りと牛丼のタダ券を持って現れた社員」が「いやぁ〜キン肉マンって牛丼にすごい影響を与えてるんですね?」と述べたという。

キン肉マンのアニメ放映当時を知る社員がほとんど残ってなく、事情が分からなかったと、社員は語ったそうだ。それに対して嶋田氏は、「「当時キン肉マンのアニメを観て吉野家に憧れた子供たちが怒りますよ!」と菓子折りとタダ券はたたきかえしました」という。当時を知らない人々の発言に納得できない嶋田氏は、「私は今回の件に関しましては、社長が謝罪してくれるだけでよかったんです」と述べている。

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ところで、嶋田氏はTwitterにて、そして過去にも、なか卯をモデルに作品中の牛丼屋を描いてきたと発言している。当サイトでは、集英社文庫の「キン肉マン」1巻を入手し、この点を検証してみた。第3話と第8話には、看板に「うどん」と書かれている牛丼店があり、なか卯がモデルということになるのだろう。

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ところが、吉野家を連想させる「吉野屋」という店名が、1巻だけでも4回も登場するではないか。しかも、「はやいうまい安いの三拍子 ここは吉野屋 味の吉野屋 牛丼一筋八十年」といった歌詞と共に出てくるのであり、吉野家のマークに似たデザインの服を着た店員の姿もある。

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嶋田氏のTwitterでの発言には、「アニメ始まるときに吉野家が東映さんにキン肉マンの食べてる牛丼を吉野家にしてくれないかと打診あり当時のプロデューサーがOKしたみたい」とあった。だが、1巻に収録の内容は、1979年に週刊少年ジャンプに掲載されたもので、アニメの放映開始は1983年である。アニメが始まる前どころか漫画の連載初期から、作者が吉野家を意識していたことだけは間違いない。

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「キン肉マン」は作品中の設定に関して、これまで様々な矛盾が指摘されてきた。そのため、作者の認識に各種の矛盾があることについても、「ゆでたまごに整合性を期待してはいけない」という温かい声が、ネット上には多い。



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