●更新日 04/15●


牛丼騒動、ゆでたまごの発言に矛盾?吉野家の見解は?


「キン肉マン」作者ゆでたまごの嶋田隆司氏の発言について、続報を配信する。

「たしか吉野家がしてくれたのはバフルのときに赤坂にあった高級牛丼のタダ券三枚くれたのと永久でタダで食えるふれこみだったどんぶりに湯飲みセット(まぁただで食べられなかったんだけど)」。この発言では、どんぶりを持参すれば永久にタダで食べられるという話を聞いて、嶋田氏がそのように思い込んでいたと読める。



ところが、ネット上では、それを疑問視する意見が出た。そのきっかけは、コミックスの表紙の折り込み部分に掲載されている作者からのメッセージのキャプチャー画像が出回ったことだ。そこには、どんぶりが吉野家から送られてきた時のことが記されている。

「なんでも、牛丼を世間に広くアピールしてくれたお礼だとか」とのことで、それに続いて「ついでにY野家さん、このmyどんぶりを持ってったら、全国どこのY野家さんでも牛丼をタダにしてもらえませんかね〜?」。この一文ではTwitterでの発言とは異なり、どんぶり持参で無料になることを、作者の側から提案している。



さらに、「キン肉マン」32巻にも、気になる話題が。「牛丼ひと筋80年で有名な某社」のパーティーに招待されたという。そして、キン肉マンのおかげで大人だけでなく子供も牛丼を食べるようになり、経営も回復したと、感謝されたそうだ。「僕らが何気なく想像した”牛丼好きのキン肉マン”というアイデアが思わぬところにまで波及した」という。



Twitterでは、「アニメ始まるときに吉野家が東映さんにキン肉マンの食べてる牛丼を吉野家にしてくれないかと打診あり当時のプロデューサーがOKしたみたいで」とある。コミックス刊行時には、このような事情を明かせなかったのだろうか。

今回の騒動について、吉野家ホールディングスに取材を申し込んだ。広報担当者によると、嶋田氏の発言は、既に把握しているという。ただし、倒産当時の事情については、詳細が分からない部分もあるそうだ。


牛丼業界全体への貢献には感謝しているが、今回の発言を知って驚き、残念に思ったという。しかし、作者個人としての考え、物の感じ方、事情もあると推測し、吉野家としてコメントすることはないとのこと。また、上記のような疑問点の事実関係については、それに回答することで新たな論争を招きかねないので、コメントは控えたいと、担当者は述べた。




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