宇宙飛行士・山崎直子の夫にWikipedia自演疑惑で騒然

宇宙飛行士・山崎直子氏の夫である大地氏に、意外な形で注目が集まっている。



家族を支えるために退職し、専業主夫になったという大地氏。その後、自ら新たに事業を立ち上げ、兼業主夫として引き続き家事にも携わってきたという。Wikipediaには、実に詳細な記述があり、本人や身内、ごく親しい間柄の人間でなければ知り得ないような情報が盛りだくさんだった。その量も内容の細かさも、妻の直子氏をはるかに上回っていた。

そのため、これらの記述は「自演」ではないかと疑う声が続出。Wikipediaは記述の客観性や信憑性が重視されるため、出典を明示しつつ内容を充実させることが図られてきた。記述対象の当事者もしくは身内だけが知り得るような情報は、このような条件に合致しなく、歓迎されない傾向にある。

また、「世界初の「民間商業宇宙飛行士」（ミッション・コマンダー）の資格を取得」といった記述を疑問視する意見もある。この点について、「なおそのような国家資格、公的資格があるわけではなく、山崎自身が代表を務める国際宇宙サービス社などが提唱した一定義にすぎない」との書き込みもあったが、ただちに削除された。

これまで主に編集に携わった人々が、どこから書き込んだのかという点も、議論の焦点になった。それを調べた人々が、筑波やヒューストンからであると報告したことで、さらに話題に。言うまでもなく、筑波は宇宙開発に関する各種の施設がある地域だ。大地氏がTwitterで自身の居場所をヒューストンと記載していることも、注目されている。

Wikipediaでは、「山崎 大地（やまざき　うぃきぺでぃあ たいち、1972年9月8日 - ）は、主夫兼wikipedia記述者である」と書きかえられたり、経歴のほぼ全てが省略されて「wikipediaを自分で作成しているとの噂がある」などと記されたりした。この噂にも「要出典」と付記されたり、荒らしを理由にページの削除が検討されたりと、事態は急転している。





当サイトでは2010年4月6日、Wikipediaの編集の在り方について街頭アンケートを実施した。回答者20名のうち13名は、当事者自身らによる記述は客観性を欠き適切でないと述べ、宣伝に利用することは好ましくないとの意見もあった。「分からない」と回答した4名は、Wikipediaもしくはネット自体をほとんど利用していないとのことだった。






探偵T