●更新日 03/17●


著名漫画家が反対表明 都の青少年健全育成条例改正案


ネット上ではかねてより話題になっていた東京都の青少年健全育成条例の改正案。3月15日(月)、ちばてつやさんや永井豪さん、竹宮惠子さんや里中満智子さんといった著名な漫画家が会見を行い反対を表明したニュースがTVや新聞等で報じられたのでご存知の方も多いだろう。


本日3月17日の東京新聞では見開きで大々的に報じている

この問題について、漫画家やコミケスタッフに多数知人がいるフリーライターに話を聞いた。その中には、実際にこの改正案に対して反対の署名を募るといった運動を行っている方もいるという。


参考文献として提示された長岡義幸著『「わいせつコミック」裁判』
それによれば
「いわゆる『松文館事件』のときも問題になったが、お上の恣意的な判断で表現活動に制限がかけられてしまう可能性があるのが問題」
「改正に反対する者=児童ポルノ愛好家といったようなレッテルを貼ろうとする短絡的なものの見方は許容しがたい」

とのこと。

ちなみに、そのフリーライターは余談ながら「もし条例の改正案が通ったら『チャンピオンREDいちご』はどうなるんだろう」と心配(!?)していた。


参考文献として提示された糸杉柾宏著『あきそら』2巻より(※この作品は成年コミックではありません)

そして「条例の改正案は、当初は特に反対もなくすんなり成立する見通しだった」(同)とのことだが、今回の上記会見やネットを中心とした反対運動の盛り上がりも受け、一応は結論が先送りとなる方向のようである。

漫画の性描写、都規制案 結論先送りの方向
漫画キャラクターなどの性描写を規制対象に明記する東京都の青少年健全育成条例改正案について、都議会第1党の民主党は16日、今議会中に可否の結論を出すことを見送り、改正案を継続審議にする方向で調整に入った。共産党なども含め、議席の過半数を占める野党会派が協調する見通しだ。
民主党は「表現の自由を侵す恐れがある」などとして改正案に反対する漫画家らの意見も踏まえ、対応を検討。その結果、党内で「規制する基準の詳細を示す条例施行規則が定まっていない状態での採決は拙速」(幹部)との意見が強まっている。(略) (asahi.com)

とはいえ、先行きは以前不透明であるので、今後もこの問題には注目してゆく必要があるようだ。



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