●更新日 03/02●


風俗店に勤務する女性のモザイクなし画像が大量流出


都内の風俗店に勤務する女性たちの画像が、ネット上に大量流出していたことが発覚した。

店のHPに掲載されている女性の画像には、モザイク加工が施されているものが少なくないが、加工前のものに外部から直接アクセスできるURLが存在していたようだ。すると、それを発見したという人物がURLをネット上に書き込み、そこにアクセスする人々が続出した模様。



そのことに気付いた店の従業員の対応により、間もなく外部からのアクセスはできなくなったようだ。ところが、その時点までに画像を保存していた人々が、取得した内容を他所にアップロードするという行為に及んでいる。これに対して、店は関連する書き込み等を削除するよう要請したが、成功しなかった。

また、同店に勤務する女性を名乗る人々が、店の対応を問題視する書き込みを別の掲示板で続けている。削除の要請方法、関係者への説明や対応に、納得できないそうだ。出回っている情報によると、画像が流出した女性は数百人に及び、既に退店した過去の在籍者たちも含まれるという。



今回の件について、当該の風俗店に取材を申し込んだ。取材の趣旨を説明した上で、流出の経緯や、騒動を引き起こした人物の特定の有無、今後の対応等を尋ねた。だが、「対応しているので、大丈夫です」との回答のみで、詳細を聞くことはできなかった。

風俗業界に関わる人物(今回の騒動とは無関係)によると、このようなトラブルは、インターネットが普及する以前からあったらしい。一例として、都内の派遣型SMクラブでは、事務所内の待合室に掲示してあった女性たちの写真が、たびたび持ち去られた。写真の持ち帰り禁止を記した掲示物を出しても、効果がなかった。そのため、待合室から写真を撤去し、アルバムに入れた写真を受付で見せるという方式に切り替えた。



本件のような問題への、最善の対応とはどのようなものか。この点について、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターに尋ねた。取材の趣旨を伝えたところ、同庁の広報を経由して取材依頼を出してほしいという。そこで広報に連絡したが、個別の事例について判断や意見を示すことはできないとのこと。理由は、回答内容が今後、範例のようなものとして、他の事例に安易に適用されてしまうことを防ぐためだという。

同センターでは、被害相談を受け付けている。自力での対応が困難な問題に巻き込まれたら、早急に相談することをお勧めしたい。




探偵T



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