●更新日 02/23●


不正ダウンロード自慢の中学生、標的は少年ジャンプ


一昨日の記事で扱った騒動に続き、またもや中学生による悪質な不正ダウンロード自慢が発覚した。

このたび問題になった中学生のブログでは、週刊少年ジャンプに掲載されている各種の漫画の最新作を不正ダウンロードによって読む方法を紹介していた。ダウンロードに使用するサイトの画像とURLを掲載し、「このサイトでは毎週土曜日にアップロード先が書かれています。ダウンロードしたいタイトルをクリックすると、megauploadに飛ばされるので、そこからダウンロードしてください」との説明がある。



当該のサイトを見ると、2010年2月22日の月曜日に発売のジャンプの最新号が、17日の時点で早くも公開されている。先日の記事にて、ジャンプの掲載作品が発売前に動画で公開されているという問題を紹介した。それと比較して、著作権の観点から見ても、作品を直接ダウンロードさせるという点で、こちらはより悪質ではないだろうか。



中学生は、音楽やゲームの不正ダウンロードにも加担している。「けいおん!」の発売前のCDの内容を不正に取得する方法を公開。別の日の更新では、同作品の劇中歌のCDを紹介し、「内容確認済みです」と自ら不正にダウンロードしたことを告白した。一方で、「ダウンロードは自己責任でお願いします」、「この記事によって起こったいかなる問題も当方では一切責任を負いません」と開き直っている。



「ウイニングイレブン プレーメーカー2009」を不正に取得する方法を説明した更新もあり、ここでも「この記事は違法ダウンロードを推奨することを目的とした記事ではありませんのであしからず」などと書いている。こうした点が問題視されて話題になると、ネット上に出回っていた各種の情報から、本名や学校が特定されてしまった。

2月15日、通学先とされる北海道札幌市の北嶺中学校・高等学校に取材を申し込んだ。同校教頭によると、当該の中学生は確かに在籍していて、本件についても既に把握しているという。詳細な事情聴取を行う予定だが、それに先立って担任が本人に確認したところ、一連の不正行為を認めたとのこと。今後、保護者を交えて対応を進めていくという。

また、少年ジャンプを発行する集英社の広報室にも話を聞いてみたが、本件については知らなかった模様だ。問題のブログ及びサイトに関して尋ねられたので詳細に説明したところ、これから確認を取るとのことだった。




探偵T



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