●更新日 02/22●


高速値下げの影響が… 高松からフェリーに乗ってみる


岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ「宇高航路」のフェリーを運航する2社が3月で撤退するというニュースが先日発表された。前原国交相は航路存続に向けた支援策を検討する方針を固めたというが不透明だ。
高速道路料金の割引が経営を直撃したとみられているこの問題。ネットでは「高松−神戸を結んでいる『ジャンボフェリー』は大丈夫なのか?」という声がちらほら。



ということで、今回はそのジャンボフェリーに高松から乗船してみた。宇高航路のフェリーが高松駅近くにあるのと比べ、そこからは若干遠いところに。無料の送迎バスは出ているのだが……。
乗り場も、薄暗く「さびれている感じ」がした。


「〜フェリー輸送のCO2削減効果が認められました。〜ジャンボフェリーが国土交通大臣表彰を受賞!!」と貼ってあったが、なんとも複雑な気持ちに。



敢えて高速が1000円の日に乗船したこともあり、とても乗客は少ない。和室は数畳ごとに区切られているのだが、それぞれ1グループが貸切とでもいった状態に。



昔は一等船室だったというスペースは現在女性専用フロアになっていた。乗客は全部で20数人といったところだろうか……。
運賃は1800円だが回数券が金券ショップで1500円程度で入手できる。独りで高松から神戸に行く場合はそれなりにお得かもしれないが、数人となると車を使ったほうが…と いうことに。現行の高速の休日料金だとなおさらであろう。またフェリーだと高松−神戸間は約4時間であるが、車で橋を渡って行く方が時間も短い。


船内には懐かしいゲーム機器がいろいろと置いてあった

また、神戸港から繁華街の三宮まではそれなりに距離があり、こちらもバスが出ているが高松と違って200円かかる。

船内には、昨年末に前原国交相にフェリーの維持・存続のための署名簿を提出しましたという記事が掲示されていた。関係者に話を伺ったところ「当面はこれまで通り運航は続けていく」とのことではあったが……。



探偵O



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