●更新日 02/16●


ビックカメラが「クソゲー」特設ページ削除の理由は?


ビックカメラが、いわゆる「クソゲー」をHPで特集したとのことで、注目を集めた。

話題になったのは、「ク●ゲー オブ ザ イヤー」と題された特設ページである。タイトルの一部が伏せ字になっているが、内容から判断して、ネット上の名物企画「クソゲーオブザイヤー」を指していることは明らかだ。「注目の衝撃作!?今年も話題の「あの賞」に輝いたタイトルをご紹介!」とあり、大賞の「戦極姫〜戦乱に舞う乙女達〜」をはじめ、「クソゲーオブザイヤー2009」に選出された作品が掲載されている。





このことが話題になると、当該のページは突然削除されてしまい、その理由について憶測が飛び交った。そこで、当サイトでは2010年2月15日の午後、ビックカメラの広報IR部に取材を申し込んだ。だが、本件について把握している担当者が外に出ていて不在であり、戻る時間も分からないという。

夕方にもう一度連絡を取ったが、やはり担当者は不在で、HPを管理している部署への取り次ぎもできないとのこと。広報IR部の営業が終了する午後6時間際にもう一度連絡を入れたところ、先程電話に出た人物が確認をとってくれていた。HP上から既に削除したものなので、ビックカメラとしては、特に回答することはないという。

この取材に先立ち、当サイトでは、本件について街頭アンケートを週末に実施した。回答者20名のうち、「クソゲー」特設ページを「評価する」と答えた人は8名、「評価しない」が7名という、拮抗する結果に。残り3名は「分からない」という回答であり、「クソゲー」という言葉自体を知らないという女性もいた。

「評価する」と答えた人は企画の面白さを理由に挙げ、「そんなに目くじらを立てるものではない」という声もあった。一方、「評価しない」とする人からは、「ゲームを売る店が、このようなことをやるのはよくない」、「販売する商品を否定するようなやり方は、客としては気分が悪い」といった意見が出た。



ちなみに、ビックカメラのライバルとされる「Y」近辺で、勤務を終えて店から出てきた従業員の何人かに声をかけたところ、そのうちの一人が「企業名はイニシャルで」との条件で、手短に回答してくれた。従業員曰く、「ネタとしては興味深いけど、会議の段階でストップがかかってもおかしくないでしょ、これは。実行するには、ちょっとリスクが大きすぎるんじゃないかな」とのことだった。




探偵T



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事