●更新日 02/11●


故人の冒涜?中川昭一氏を揶揄したテレ朝に非難続出


昨年死去した自民党の中川昭一氏のカレンダーについてのテレビ朝日の報道内容に、非難の声が集中している。

2010年2月10日の日刊スポーツによると、中川氏の死去に伴って一旦は製作を中止したカレンダーを、支援者の要望によって事務所が1300本作ったという。ところが、わずか1週間で完売し、その後も全国から600本を超える注文があったとのこと。同日のテレ朝「やじうまプラス」では、この記事について紹介した。その際になされたやり取りが、話題になった。



カレンダーに使用されている写真は、遺族が選んだものだという。その点について触れて、「そういった意味では、これはまぁ多分、変な写真は入っていないんでしょうね。あのG7の時の泥酔会見などの写真ってのはね」との発言が。すると、それに対して「入ってないんですか」という質問が出た。

「多分入ってないんじゃないかなと思う、遺族が選んだら多分選ばない」、「遺族が選んだわけですね」といったやり取りが続く。全国から注文が来たことが不思議だったようで、「でも、なんでですかね、地元がね、多分欲しいって言うならわかるんですけど」という。「それだけある意味では人気のあった方だったのかなっていう、そういうのをね、これは感じられる記事でございました」との言葉で締めくくられた。



これらのやり取りに対して、故人を冒涜したものであり、あまりにも不謹慎だという非難の声がネット上に続出。しかし、筑紫哲也氏が死去した際に、ネット上ではそれを喜ぶかのような書き込みが殺到したことがある。そのことを引き合いに出して、ダブルスタンダードではないかという異論も出ている。

今回の件について、北海道の帯広市にある中川氏の事務所に話を聞いてみた。支持者から情報提供があったようで、やじうまプラスでの発言がネットで話題になっているということは事務所で既に把握していた。しかし、どのような発言がどういった文脈でなされたのかということは知らないという。そこで放映内容を詳しく説明したところ、早急に確認をとるとのことだった。

当サイトでは、この問題について街頭アンケートを実施した。回答者20名のうち、不謹慎だと思うと答えた人は12名と最多で、「思わない」は6名、「分からない」は2名という結果に。「自民党は好きじゃないけど」と言いつつ「不謹慎」と答えた人もいるなど、中川氏の支持者以外にも不評のようである。






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