●更新日 12/03●


内外タイムス破産、ネットに移行の風俗広告に落とし穴


2009年11月30日、内外タイムスが自己破産を東京地裁に申請したと報じられた。

帝国データバンクの同日の記事によると、「紙媒体からインターネットへのシフトや、景気低迷の影響により新聞販売が低迷。加えて、風営法改正により従来の主要広告クライアントからの広告出稿数の減少で広告収入が伸び悩み、業況に回復が見られず、今回の措置となった」。このような実態について、風俗関係者に話を聞いてみた。





同氏によると、やはりネットが普及したことの影響は無視できないという。紙媒体の場合、それを購入する人々にしか情報が行き渡らないが、ネットの風俗情報サイトであれば、より幅広く宣伝できる可能性が高いというわけだ。また、店のHPも開設することで、安価で効率の良い宣伝が可能になったとのこと。ただし、ネットは両刃の剣でもあり、店の悪い評判も広まりやすく、事実に反する噂も絶えないという。

風俗情報の紙媒体としては、ナイタイ出版による「ナイタイマガジン」も古くから知られてきた。名称は似ているが、内外タイムスとは別会社であり、やはり今夏に破産となった。先述の風俗関係者が勤務する会社が運営していた都内の店舗では、同誌に掲載した広告をめぐって、店の女性とトラブルになったことがあるそうだ。

当時はネットも普及してなく、紙媒体での広告が主だった。同誌に出稿するに当たり、女性の許可を得た上で新たに撮影した写真を用意した。だが、掲載間際になって、女性が「やっぱり、やめてほしい」と言い出したという。しかし、雑誌は既に印刷段階で、出版社に変更を求めるわけにもいかず、そのまま刊行されることに。事情を説明して女性も納得したが、以降は出稿前に女性たちへの確認を徹底するようにしたという。





ネットに掲載後、その内容を自身で確認しない女性も案外多いという。素顔を公開しても差し支えないならともかく、そうでない人々は各種サイトの掲載情報を入念に確認することをお勧めしたい。




探偵T



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事