●更新日 11/14●


市橋事件報道で逮捕のTBS記者は「常習犯」だった?


市橋達也容疑者の事件を報じる過程で、過剰な行為に及んだマスコミ関係者が逮捕されてしまった。

逮捕されたのは、TBS情報政策局ディレクターの記者で、「みのもんたの朝ズバッ!」等を担当していたという。2009年11月13日のスポーツ報知によると、護送車の前に立ちはだかった記者は、車の窓を叩きながら「市橋!市橋!」と連呼したという。警備の機動隊員を突き飛ばし、制止に入った行徳署員も振り払い、公務執行妨害容疑に。

規制線を越えて撮影を試みた記者は他にもいたが、最初に行為に及んだゆえの逮捕だという。TBSスタッフは「なぜ彼だけが逮捕されるんですか」と署員に詰め寄り、女性スタッフも「みんなやってるでしょ」などと主張したという。「混乱した中で、報道陣の誰がいつ逮捕されてもおかしくない現場だった」とTBS広報部は釈明したが、現場は突撃取材をしなければならない状況とはかけ離れて、冷静だった模様 (13日の産経新聞)。

この記者と同一人物と思われる記者が、他の事件でも今回と同様の行為に及んでいたらしいことが確認されている。一つは、酒井法子の事件で、東京湾岸署から東京地検に移送される場面だ。その様子を報じた映像に、カメラを持ちながら必死に車を追いかける巨体の男性記者が映っている。服装も顔も、当該の記者に酷似している。


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もう一つは、草なぎ剛の事件現場の様子である。やはり今回のように車に接近し、片手に持ったカメラで車内を撮影しようと試みている。こちらは後姿とはいえ、特徴のある外見から、同一人物である可能性が高そうだ。また、東京外国語大学ラグビー部HPの「現役OB」の欄には、記者のプロフィールが存在した。172cm、100kgで趣味は飲酒、座右の銘は「このお!ちょんちょん!」だという。


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今回の騒動について新聞社の関係者に聞いてみたところ、「大手のどの社にも、ああいう突撃型の記者が必ずいます」という。逮捕された記者を擁護したTBSの同僚たちの発言も物議をかもしているが、「現場では、記者たちのかなり口汚い言葉が普段から飛び交ってます。その一部がテレビで偶然流れたりすることもありますけど、それはごく一部に過ぎません」とのことだった。

ちなみに、先述の学生時代のプロフィールには、「今だから言えること(懺悔)」という項目がある。「だからあれは事故なんです事故!」と、まるで今回の騒動を予期したかのような言葉だ。



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