●更新日 06/09●


企業経営者の給与未払い問題、ついに決着へ


ある企業経営者が、元従業員との間で各種のトラブルを抱えていると、先頃報じた。このたび、本件が決着に至ったので報告する。

当該の経営者は、著名人の関係者とネット上での大規模なキャンペーンを展開した。その手法や内容に対しては様々な異論が巻き起こり、注目を集めた。すると、経営者の下で働いていたという人物からの告発があった。

この企業では、給与等の未払いが日常茶飯事だったと、元従業員は証言した。また、社員との人間関係でも問題が多発し、短期間での退職者や病人が後を絶たなかったという。経営者から理不尽な要求をされたり、トラブルを解決しようとしても連絡が取れなかったりと、問題が山積しているとのことだった。

これらの点を詳細に書いた記事を掲載したところ、経営者より連絡があった。記事内容には事実に反する事柄が含まれ、削除を希望するとのこと。

そこで、事実に反するという点を具体的に挙げてもらい、元従業員である情報提供者らに確認を取った。すると、提供者らから、経営者の主張に多くの異論が提起された。

そこで当サイトでは、両者の見解を併記した続報の配信を提案した。だが、経営者はそれを拒否。「情報提供者が誰であるか教えてもらえなければ、その信憑性にも疑義がある」という。一方、提供情報及び回答内容の詳細や、自身に関する個人情報の公開を拒む人物が、情報提供者の中に複数存在した。こうして、両者の主張は平行線を辿っていた。

当サイトの記事の趣旨は、そのような両者の対立を煽ることではない。本件の被害者と認識する人々の置かれた状況と経緯について問題提起し、それを改善することである。そこで、この目的を達成するために、給与未払い問題等の解決を最優先課題として、経営者との協議を重ねた。

その結果、前回の記事の削除を条件に、給与の未払いの有無を確認する作業に着手することを、経営者は約束した。また、その他のトラブルについても、ネット上でも公開されている連絡窓口を通じて、迅速に対応することを誓った。そして、以上の点を記した文書が、経営者より当サイトに提出された。



これにより、当初の目的を達成したと判断し、前回の記事を削除した。その経緯を記した本記事は、今後も削除しない。



これまでに、数多くの情報が寄せられました。当サイトの記事を読むまで、沈黙を守らざるを得なかった人々も少なくないようです。多少ともお役に立てたならば幸いです。



高橋



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